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鴨川シーワールドといえばシャチ。多彩なショーが魅力の「海洋テーマパーク」【水族館レビュー】

イルカショーもレベルが高い

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日本の水族館で、もっともショーに力を入れているのが「鴨川シーワールド」でしょう。目玉のシャチパフォーマンスに加え、イルカ、アシカ、ベルーガの専用スタジアムを擁します。水族館好きなら、一度は行っておきたい施設です。

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「海洋テーマパーク」

鴨川シーワールドは、1970年に開業した老舗の水族館です。と書きましたが、鴨川シーワールドを「水族館」と表現していいのかは微妙なところ。水族館には違いありませんが、普通の水族館とは異なる海洋をテーマにしたレジャー施設、たとえば「海洋テーマパーク」とでも表現したほうがいいのかもしれません。

当初は八洲観光株式会社という会社が運営していましたが、同社は北炭系列の三井観光開発にに吸収されました。その三井観光開発は、北炭破綻後に経営危機に陥り、企業再生支援機構の支援を仰いで経営再建。現在はグランビスタホテル&リゾートと社名変更したうえで、フジサンケイグループの傘下に入っています。

幾多の曲折を経て、現在の鴨川シーワールドは、フジサンケイ系列の施設となっているわけです。

鴨川シーワールド

日本唯一のシャチ・パフォーマンス

さて、鴨川シーワールドは、主に4つのショー・パフォーマンスを実施しています。ベルーガ、イルカ、シャチ、アシカです。目玉はなんといってもシャチ。シャチの飼育は難しく、本格的なパフォーマンスを行っているのは日本でここだけ。世界でも限られるそうです。

実際に見てみると、とにかくシャチの大きさに圧倒されます。イルカとは全く違う重量感。それが広いとはいえないプールで飛び跳ねるわけです。

鴨川シーワールド
鴨川シーワールド

トレーナーがシャチの背中や鼻先に乗って泳いだり、そこから高くジャンプして海に飛び込んだりもします。トレーナーとシャチの深い関係性ができなければできないワザで、人間と海の動物はここまで一体になれるのか、と観ている私たちの心を揺さぶります。

たんに大きくて迫力がある、というのとは違った感動が、シャチのショーにはありそうです。

鴨川シーワールド

一つ気になったのが、最近の流行なのか、シャチがヒレを使って観客席に水をかけまくること。シャチのヒレには威力があり、10段ほどしかない観客席の6段目くらいまでは水がかかります。

そのため、観客はスタジアムの高い所で固まって眺めるか、300円で販売されているポンチョをかぶるしかありません。商売気がありすぎて、この点はだけはちょっとげんなりしました。

鴨川シーワールド

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イルカパフォーマンスも高レベル

鴨川シーワールドでは、イルカのパフォーマンスのレベルも高いです。バンドウイルカとカマイルカがそれぞれ2頭ずつ、計4頭が演技。2組がコンビネーションでジャンプします。

4頭の同時進行ですので、観客の目を休めることなく演技が続きます。ジャンプの高さもスピード感もあって展開が早く、他の水族館のイルカショーと比べても、ワンランク上の技量を感じさせました。

鴨川シーワールド

アシカショーはまったり

そしてアシカショー。こちらは2人のトレーナーと3頭のアシカが掛け合うコントで、シャチやイルカのパフォーマンスに比べると、まったりしています。アシカの頭の良さとコミカルな動きを上手に使ったネタが秀逸でした。

鴨川シーワールド

もうひとつ、ベルーガ(白イルカ)のパフォーマンスもありますが、現在は改修工事で休止中。ちょっと残念でした。

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珊瑚礁の再現展示

鴨川シーワールドでは、水族館的な展示は多くありませんが、少しはあります。「トロピカルアイランド」がその一つで、熱帯のサンゴ環礁を再現した展示です。

鴨川シーワールド

エメラルドの入り江、ラグーンと続き、海の中に潜っていきます。これがとても美しい。亀が悠然と泳いでいます。

鴨川シーワールド

奥にある水槽のカクレクマノミ。密集感がいいですね。

鴨川シーワールド

最後に「無限の海」と題された大水槽。

鴨川シーワールド

とても完成された世界観の水族館展示です。一見の価値があるでしょう。

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入場料は高額

鴨川シーワールドというと、「とにかくシャチ!」というイメージが強いですが、ぐるりと見たところ、それ以外の展示水準もなかなかです。

ただ、幅広い水棲生物を展示する、一般の水族館とは異なります。海獣のパフォーマンスと、テーマ化された展示水槽に限られていて、魚種は多くありません。やはりここは「海洋テーマパーク」と表現するのが適切に感じました。

入場料は、大人2,800円、4歳~中学生1,400円、65歳以上2,100円です。日本の水族館的施設のなかで屈指の高さです。これだけの海獣を養い、日々トレーニングをしていくには、たくさんのお金がかかる、ということでしょうか。

割引を活用しよう

とはいえ割引も多く、筆者は東京都民感謝WEEK(9/16~10/15)の都民割引2,000円で入りました。10月は千葉市民感謝月間でもあるそうで、千葉市民ならやはり大人2,000円です。

高速バスとのセットプランもあり、東京駅発高速バス「アクシー号」往復乗車券と「鴨川シーワールド入園券」のセットプランなら通常7,700円が5,500円になります。

鴨川シーワールドは、園内のレストランの価格なども安いとはいえませんので、入園料を含めた割引を確認してから出かけるのがよさそうです。

場所は千葉県の南端近い安房鴨川。東京からクルマやJRで2時間ほどの距離です。都内から日帰り圏内ですが、ちょっと遠いので、泊まりがけで行くのもいいでしょう。(鎌倉淳)

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