「ぷらっとこだま」が山陽新幹線に進出!?「行こっか!こだま」の価格、買い方、使い方!

新大阪~岡山・広島などに設定

山陽新幹線に「行こっか!こだま」という新しい格安チケットが登場しました。「ぷらっとこだま」の西日本版で、基本的なしくみは同じです。買い方、使い方などを詳しくみていきましょう。

広告

「行こっか!こだま」とは

山陽新幹線には、「のぞみ」「みずほ」「ひかり」「さくら」「こだま」の5種類の列車が走っています。最も速いのが「のぞみ」「みずほ」で、最も遅いのが「こだま」です。「こだま」は、山陽新幹線の全ての駅に停車します。

「行こっか!こだま」とは、その「こだま」を利用する格安チケットです。「のぞみ」「みずほ」に比べると時間はかかりますが、そのぶん山陽新幹線を格安で利用できます。

正確には「EX旅パック 行こっか!こだま」といいます。東海道新幹線の格安チケットとして有名な「ぷらっとこだま」と基本的な仕組みは同じです。「ぷらっとこだま」の山陽新幹線版といってもいいでしょう。

2024年4月22日から、EX旅パックの「片道・日帰りプラン」で販売されています。交通系ICカード番号を登録すれば、チケットレスで新幹線に乗車できます。

JR駅や旅行会社の窓口では購入できません。

【公式】行こっか!こだま[PR]

500系こだま

 

広告

「行こっか!こだま」の商品内容

「行こっか!こだま」は、山陽新幹線「こだま」の指定席と300円相当の買い物利用券がセットになっています。

名称のとおり、「こだま」しか利用できません。「こだま」を利用すると、たとえば新大阪~広島は約2時間30分、新大阪~博多は約4時間10分です(列車により異なります)。

「行こっか!こだま」に往復の設定はありません。往復で利用する際も、片道ずつ購入します。当然、往復割引もありません。

広告

「行こっか!こだま」の設定区間

「行こっか!こだま」は、新大阪、姫路、岡山、福山、広島、小倉、博多の相互駅間で設定があります。

「新大阪~岡山、広島、小倉、博多」や「姫路、岡山、福山、広島~博多」などは設定区間です。

これらの駅以外では設定がありませんので、利用できません。つまり、「新大阪~新山口」や、「新神戸~博多」などは利用できません。

また、上記駅間であっても、「新大阪~姫路」「小倉~博多」など、短距離の区間では設定がありません。

山陽新幹線以外の新幹線にも設定がありません。東海道新幹線にまたがる「京都~岡山」などの設定もありません。

なお、新大阪~岡山間では、日中に「こだま」が走っていない時間帯があります。そうした時間帯では利用できません。

具体的には新大阪11時37分発の次は17時37分です。岡山発10時09分発の次は16時09分発です。

広告

「行こっか!こだま」の価格

「行こっか!こだま」の価格は、普通車指定席で、正規価格に対し、おおむね20~25%程度の割引となっています。

価格は以下の通りです。

「行こっか!こだま」料金表(円)
区間 価格 定価(参考) 割引率
新大阪~岡山 4,970 6,140 19%
新大阪~福山 6,300 8,000 21%
新大阪~広島 8,200 10,420 21%
新大阪~小倉 10,850 14,400 25%
新大阪~博多 11,560 15,280 24%
姫路~広島 6,810 8,440 19%
姫路~博多 11,280 14,070 20%
岡山~広島 4,970 6,140 19%
岡山~博多 10,130 12,630 20%
福山~博多 9,060 11,300 20%
広島~博多 7,340 9,100 19%

※「定価」はJR窓口で購入した場合の通常期の普通車指定席価格。
※子ども価格もあり。
※2024/4/22~の価格。4/27~5/6は設定除外日。

広告

「行こっか!こだま」の使い方

・前日23時30分までにEX予約ページで購入申込みをします。スマートEXの場合は、ログイン後、「EX旅パック」⇒「片道・日帰りプラン」(ぷらっとこだまと同じタブ)で申し込めます。

・駅窓口や、店舗での購入はできません。

・チケットレス乗車です。交通系ICカードを登録し、そのカードを駅の改札口にかざせば通過できます。

・交通系ICカード利用の場合、在来線の改札口から入ることもできます。在来線から、直接新幹線改札口を通ることもできます。

・交通系ICカードを利用しない場合は、QRチケットで新幹線改札口から乗車します。QRチケットはスマホで表示できます。

・300円の買い物利用券が付いています。電子チケットなので、スマホでQRコードを表示します。駅構内の店舗(ルクア大阪、アルデ新大阪、お土産街道博多など)で有効です。

・指定された列車が来たら、指定された座席に座ります。席移動はできません。

・座席変更は、乗車前なら可能です。座席変更以外の変更(列車変更など)はできません。

・到着駅では、新幹線または在来線改札口から外に出ます。交通系ICカード利用の場合、そのまま在来線に乗り継ぐこともできます。

行こっか!こだま
画像:EX旅パック

 
広告

「行こっか!こだま」のルール

「行こっか!こだま」は日本旅行という旅行会社の旅行商品です。JRの「きっぷ」ではありません。そのため、普通のきっぷとは異なるルールがあります。

気を付けなければならないのは、おもに以下の5点です。

チケットレス乗車しかできない

「行こっか!こだま」は、チケットレスでのみ乗車できます。紙の乗車票は発券されません。

「行こっか!こだま」購入時に交通系ICカード(Suica、PASMO、ICOCA、PiTaPa、SUGOCAなど)を登録し、そのカードを山陽新幹線の駅改札口にかざせば通過できます。複数人の予約の場合も、それぞれのICカードを登録します。

交通系ICカードを利用しない場合は、QRチケットでの乗車となります。QRチケットはスマホで表示できます。スマホがない場合は、パソコンなどであらかじめ印刷しておきます。

複数人で利用する場合は、メールなどで座席ごとに同行者へ渡してスマホで表示させます。あるいは、QRチケットをあらかじめ印刷しておきます。

交通系ICカードの登録をせず、スマホも持たず、QRコードのプリントアウトもしないで駅に行ってしまうと、乗車できません。詰んでしまいます。出発前に、なんらかの乗車方法が準備できていることを確認しましょう。

広告

在来線改札口も利用できる

交通系ICカード利用の場合は、「乗車用ICカード」に指定した交通系ICカードであれば、新幹線に乗車する駅の在来線改札口から入場することもできます。

在来線を利用せず、改札内を通過するだけであるため交通系ICカードの入金(チャージ)額から運賃を引き去ることはありません。ただし、駅により、一定の入金額が必要な場合があります。

QRチケットを利用する場合は、QRコード対応の新幹線改札口のみ通過できます。このとき、何らかの交通系ICカードを持っていれば、その交通系ICカードで入場し、新幹線乗換改札口ではQRチケットをかざした後、交通系ICカードをタッチすれば、運賃引き去りなく通過できます。

交通系ICカードを全く持っていない場合は、在来線改札口は利用できません。

指定した列車の指定席のみ有効

「行こっか!こだま」では、予約した列車にしか乗れません。乗り遅れた場合に、後続列車の自由席に乗ったりすることは原則としてできません。

予約した列車に乗車後、勝手に自由席に移ることもできません。指定された座席のみ有効です。

途中乗降不可

「行こっか!こだま」では途中駅での降車はできません。途中駅からの乗車もできません。

たとえば、新大阪~博多のチケットで、新神戸で乗車または下車することはできません。

前日までに購入

「行こっか!こだま」は、当日、駅に行っても購入できません。購入期限は前日23時30分です。前日23時30分までに「EX旅パック」のウェブサイト(インターネット)で購入する必要があります。

広告

「行こっか!こだま」のキャンセル

「行こっか!こだま」は、新幹線の出発時刻前まで取消(キャンセル)が可能です。マイページにログイン後、ウェブ上で取消操作をします。

「行こっか!こだま」は旅行商品(パッケージツアー)なので、キャンセル料(取消料)は旅行会社の規定に依拠します。キャンセル時期により、JRの正規価格のきっぷより取消料が高い場合があるのでご注意ください。

「行こっか!こだま」のキャンセル料(取消料)は以下の通りです。出発の10日前より、旅行代金に対して以下の料率で取消料が発生します。

「ぷらっとこだま」のキャンセル料
取消日 取消料
11日目以前 無料
10日前~8日前 20%
7日前~2日前 30%
前日 40%
当日(出発前) 50%
当日(出発後) 100%

※「取消料」は購入金額に対する割合。

広告

「行こっか!こだま」の上手な使い方

「行こっか!こだま」は、利用日の前日23時30分まで、インターネットで予約・購入できるのが大きな長所です。前日に予約して、当日、チケットレスで乗車できますので、お得で使いやすい格安チケットといえます。

価格面では、新大阪~小倉・博多間では、日本旅行の「バリ得」のほうが安いです。また2人以上なら、「こだま指定席きっぷ」のほうが安いです。満50歳以上なら「おとなびWEB早特」のほうが安いです。そうした他の割引きっぷと比較のうえ、利用するといいでしょう。

発売は1ヶ月前からです。ただ、変更は一切不可で、出発10日前を過ぎると20%~50%のキャンセル料がかかってしまうので注意が必要です。JRの正規チケットに比べると、出発間際のキャンセル料が高くなっています。

席数は限定なので、週末などは売り切れてしまうことがあります。そのため、あまりギリギリまで購入しないと、満席で買えなかったりします。予定が確定してキャンセルの心配がなくなったら、早めにチケットを押さえてしまうのがいいでしょう。

最大の注意点は、乗り遅れたら無効だということ。乗り遅れたときにチケットの払い戻しは一切ありません。そのため、当日は、出発時刻ギリギリに行かないことです。早めに駅に着いて、列車の出発を待つくらいの心持ちでいるのがいいでしょう。

山陽新幹線で新大阪~岡山・福山・広島発着の割引きっぷは少ないので、この区間の旅行者には、「行こっか!こだま」はおすすめの商品といえます。(鎌倉淳)

【公式】行こっか!こだま[PR]

広告