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新規開業・工事 鉄道

JR豊肥線は2013年8月に全線復旧へ。豪華特急「ななつ星」も予定通り運行へ

九州北部豪雨の被害で不通となっている豊肥線の宮地-豊後竹田間(34.6キロ)について、JR九州は復旧が2013年8月末になるとの見通しを発表しました。熊本県阿蘇市の坂の上トンネルなどを中心に被害が大きく、復旧まで約1年を要する大工事となるようです。

豊肥線は2012年7月の豪雨で、一時、肥後大津(熊本県大津町)-緒方(大分県豊後大野市)の77.7キロが不通となりました。その後の工事で、9月3日までに順次復旧。最後に不通区間として残されていたのが、宮地-豊後竹田間でした。この区間では線路への土砂流入や土台の流失など99件の被害が発生しています。

この区間について、JR九州では鉄道総合技術研究所などと調査した結果、崩落したトンネルや線路の土台の復旧に1年程度かかることが分かりました。とくに、大量の水が流入して線路が外へ押し流された阿蘇市の「坂の上トンネル」の被害が大きかったようです。

坂の上トンネルでは豪雨の際、東側の永畑川があふれ、水が流入。トンネル側面や下部の土が700メートル以上にわたって削られ、トンネル上部の重さに耐えられずに約50メートルが崩落。約1.5キロにわたってレールが外に押し出されました。

復旧工事では、土だったトンネルの基礎部分をコンクリート製に変更し、崩落した部分は再び掘り直します。トンネル東側では水が入りにくいように防水工事も検討します。

このほか、豊肥線では、土台が無くなり、線路が浮いた状態になっている大規模な築堤崩壊も5カ所で発生しています。全体の被害額は約45億円で、JR九州としては負担が巨額すぎることから、国などに工事費の一部補助を求めています。

また、この豪雨被害でルート変更を検討した豪華列車「ななつ星」については、来年10月からの運行に支障はないとされました。そのため、豊肥線や阿蘇を巡る当初通りのルート・日程で募集を始めるとのことです。

マルチアングル展望 九州のスイッチバックをゆく

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