豊肥線肥後大津~阿蘇間が2020年8月全線復旧へ。4年ぶり全線で運転再開

南阿蘇鉄道は2023年夏

2016年の熊本地震で被災し不通となっているJR豊肥線の肥後大津~阿蘇間が、2020年8月にも復旧する見通しとなりました。これで、豊肥線は4年ぶりに全線で運転再開することになります。

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土木工事は9割完了

JR九州の豊肥線は、2016年4月の熊本地震で被災し、現在も肥後大津~阿蘇間27.3kmが不通となっています。JR九州では、2020年度中の復旧方針を示していましたが、各社報道によると、2020年8月をメドに復旧する見通しであることが明らかになりました。3月末時点で土木設備の復旧は9割完了したとのことです。

8月に復旧すれば、豊肥線は約4年4ヶ月ぶりに全線が復旧することになります。現在、別府・大分~阿蘇間で区間運転となっている「あそボーイ!」や「九州横断特急」も豊肥線全線で運転再開するとみられます。

九州横断特急

南阿蘇鉄道は2023年夏再開へ

熊本地震関連では、南阿蘇鉄道の立野~中松駅間10.5kmも依然として不通となっています。同線では、立野~長陽の第一白川橋梁(全長166m)の架け替え工事に2019年10月に着手するなど、復旧工事を進めています。

同橋梁の工事は2020年度中に完了する見通しで、南阿蘇鉄道も2023年夏には全線で復旧する見込みです。

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