タイ航空が成田、関空にエアバスA380を投入へ。関空便はファーストクラスも復活へ。札幌便も新規就航!

タイ国際航空(TG)のニュースが目白押しです。

タイ航空は、2012/13年冬期スケジュール(2012年10月28日~2013年3月30日)を決定致しました。そのなかで、成田へのエアバスA380の就航を正式発表し、関西へのボーイング747の就航も決定。また、日本ではプレス発表されませんでしたが、この関空便、来夏にはA380に切り替えられることが海外のリリースで明らかになっています。以下、タイ航空のニュースピックアップです。

■成田発着便にA380を投入

2013年1月16日より、成田発バンコク行き夕刻便TG677とその復路便(TG676)にエアバスA380-800型機(A380)を導入。客室配置は、ファーストクラス12席、ロイヤルシルククラス(ビジネスクラス)60席、エコノミークラス435席、計507席。

ちなみに、タイ航空は世界で9社目のA380オペレーターで、2004年に6機のA380 を正式発注、2012年の9月27日に第一機目のデリバリーを受け、この冬期スケジュールよりA380を香港、フランクフルトなどの路線に順次導入していきます。成田線に導入されるA380 は第3機目となります。

ファーストクラスは専用ラウンジを持つコンパートメントタイプ。ロイヤルシルククラスはプライバシーを配慮した配置でフルフラットシート。エコノミークラスでもオンデマンドでエンターテイメントプログラムを楽しめます。

タイ航空のA380型機(写真:タイ航空)

■関空-バンコク線にB747-400を投入、ファーストクラスのサービスを開始

関空発バンコク行き午前便とその復路便(TG623/TG622)にて、2013年1月1日よりB747-400型機(ファーストクラス10席、ロイヤルシルククラス40席、エコノミークラス325席)を導入。関空発便では7年ぶりのファーストクラス復活です。また、2013年8月16日からはA380での運航を予定しています。関西空港へのA380はシンガポール航空が2012年8月10日 – 15日に、大阪線開設40周年を記念して限定運航しました。本格的な定期運航便としては、タイ航空が初めてになります。

■札幌-バンコク線新規就航

2012年10月31日より、札幌-バンコク線を新規就航、下記のスケジュールにて運航します。北海道と東南アジアを結ぶ初の定期便です。使用機材はA330-300型機(ロイヤルシルククラス36席、エコノミークラス263席 )です。
TG671 札 幌   10:45発  → バンコク  16:15着 (月)・水・金・日
TG670 バンコク 23:45 発  → 札 幌 08:00着(翌日)火・木・土・(日)
※札幌発月曜日は12月31日より、バンコク発日曜日は12月30日より運航。

■名古屋発バンコク行き夕刻便を週3便から週4便へ増便

2013年1月6日より、名古屋発バンコク行き夕刻発便とその復路便(TG647/TG646)は現在の月・木・金に加えて日曜発着便を追加し、週3便から週4便へと増便。使用機材はB777-200ER型機(ロイヤルシルククラス30席、エコノミークラス262席)を予定。

■名古屋発バンコク行き午前便にて機材を大型化、A330-300からB777-300へ

2012年11月1日発着便より、名古屋発バンコク行き午前便とその復路便(TG645/TG644)の使用機材を大型化。A330-300(全299席)から、B777-300(全364席)へ機材変更。

 

私見ですが、関空機材の大型化は、タイの経済力向上を反映していると思われます。これまで、日本線のファーストクラスは日本人のVIP向けで、関西にはVIPが少ないためファーストクラスが根付きにくかったのですが、今後はタイ人VIPの利用者が見込めると言うことなのでしょう。札幌就航も、日本人旅行者目当てと言うよりはタイ人の北海道観光ニーズと思われます。

であるならば、日本の地方空港の活性化は今後も続くかもしれませんね。

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