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46時間15分の「国内最長航路」誕生へ。新日本海フェリーが苫小牧航路で設定

敦賀~苫小牧航路経由便

新日本海フェリーは、2026年10月1日に、敦賀~新潟~秋田~苫小牧東港航路のダイヤを改正します。敦賀~新潟~秋田間を増発し、敦賀~苫小牧間で週3便とするのが柱で、あわせて運航時刻も見直します。注目は、敦賀発の北行便が夜行化されることと、新潟で16時間半の長時間停泊をすることで、総所要時間は46時間15分と国内最長になります。

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敦賀~新潟間を週3便に

新日本海フェリーの10月ダイヤ改正では、敦賀~新潟~秋田~苫小牧東港航路の運航体系を変更します。

これまで敦賀~新潟~秋田間は週1便の設定でしたが、改正後は週3便に増発。関西と甲信越、東北を結ぶフェリーネットワークを強化します。また、敦賀発の時刻を変更し、夜行便とします。

らいらっく ゆうかり
画像:SHKラインプレスリリース

 
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敦賀発・新潟着が夜行便に

敦賀~新潟~秋田~苫小牧航路の10月1日からの時刻表は以下の通りです。

■北行き(敦賀→新潟→秋田→苫小牧東港)
○運航日:火・木・日曜日
敦賀 18:30発
新潟 06:00着 / 22:30発
秋田 05:05着 / 06:15発
苫東 16:45着

■南行き(苫小牧東港→秋田→新潟→敦賀)
○運航日:火・木・土曜日
苫東 19:30発
秋田 07:35着 / 08:35発
新潟 15:30着 / 17:30発
敦賀 06:00着

※苫東=苫小牧東

上下とも、敦賀~苫小牧間を2泊3日で結びます。

新日本海フェリー敦賀~苫小牧時刻表
画像:SHKラインプレスリリース

 
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国内最長航路に

大きな変化となるのが、敦賀発の運航時刻です。

北行便は敦賀を18時30分に出港し、新潟に翌06時に到着します。従来は敦賀09時30分発の昼行便でしたが、今後は夜行便となります。

新潟に到着後、16時間半も停泊します。新潟港を22時30分に出発し、苫小牧東港に翌日16時45分に到着します。敦賀~苫小牧東間の総所要時間は46時間15分となります。

現在の国内航路の最長所要時間は、太平洋フェリーの名古屋→苫小牧の40時間です。敦賀~苫小牧航路(北行)は、これを上回る、国内最長所要時間の航路となります。

ただし、運航距離では、名古屋~苫小牧航路が約1,330kmで、敦賀~苫小牧の1,074kmを上回り、国内最長で変わりありません。

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一旦下船サービスも

新潟港では16時間半も停泊するため、「一旦下船サービス」が設定されます。

敦賀発の秋田行き、または苫小牧東港行きの乗船券を持つ利用者は、新潟港で途中下船が可能です。新潟到着後から再乗船までの約15時間で、市内観光や食事を楽しめます。

徒歩客だけでなく、乗用車やバイク利用者も対象です。ただし、乗客のみ下船し、車両を船内に残置することはできません。乗用車・バイクで乗船の場合、車両甲板の積み付けの関係上、敦賀港乗船時に一旦下船を事前に伝える必要があります。

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物流業者の利便性向上が目的

今回の改正で、北行便は敦賀18時30分発、新潟22時30分発、南行は苫小牧東19時30発、新潟17時30発と、いずれも夕方から夜間の出港となります。これにより、物流業者は、日中の集荷作業後にそのままフェリーへ積載しやすくするなります。

つまり、今回のダイヤ改正は、物流業者の利便性向上が主目的です。ただ、新潟までの夜行利用や、新潟での長時間停泊など、これまでにない旅をできる点で、旅行者にも魅力的です。就寝中に移動でき、翌朝には目的地に到着するため、時間の有効活用もしやすくなるでしょう。

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豪華フェリーの旅

使用する船舶は「らいらっく」「ゆうかり」です。両船とも総トン数18,229トン、旅客定員846人の大型フェリーで、トラック146台、乗用車58台を積載できます。

レストランや大浴場、ゲームコーナーも備えた豪華フェリーなので、長時間の船旅でも飽きずに楽しめそうです。(鎌倉淳)

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旅行総合研究所タビリス代表。旅行ブロガー。旅に関するテーマ全般を、事業者側ではなく旅行者側の視点で取材。著書に『鉄道未来年表』(河出書房新社)、『大人のための 青春18きっぷ 観光列車の旅』(河出書房新社)、『死ぬまでに一度は行きたい世界の遺跡』(洋泉社)など。雑誌寄稿多数。連載に「テツ旅、バス旅」(観光経済新聞)。テレビ東京「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」ルート検証動画にも出演。