JR北海道は、観光列車プロジェクト「スタートレイン計画」について、各運行区間の列車名称と、「赤い星」札幌~網走間の運行計画、販売価格を発表しました。
「赤い星」「青い星」がそのまま車両名となるのではなく、運行区間ごとに列車愛称を設定します。沿線の風景や歴史を反映した名称とし、観光列車としての物語性を高めます。
「赤い星」に4つの愛称
JR北海道は、2026年6月23日、スタートレイン計画について、新たに列車名や運行計画の一部を発表しました。
ラグジュアリークラスの観光列車「赤い星」は、区間ごとに異なる愛称で運転します。
札幌発網走行きは「赤い星 オホーツクの風」となります。かつて運転された「流氷特急オホーツクの風」の系譜を受け継ぎ、オホーツク海から吹く冬の風と北への旅情を表現しました。
一方、網走発札幌行きは「赤い星 雪華の風」となります。北海道の雪景色と列車の上質さを重ね合わせた名称です。冬の道東から道央へ向かう旅にふさわしい優雅な響きとなりました。
釧網線区間では、釧路発知床斜里行きが「赤い星 湿原のいぶき」、知床斜里発釧路行きが「赤い星 山麓のめぶき」となります。釧路湿原や斜里岳といった沿線の自然を前面に押し出したネーミングです。

「青い星」には「流氷物語」
プレミアムクラスの「青い星」も愛称が決まりました。
富良野線の旭川~富良野間は「青い星 丘のいろどり」。美瑛の丘や富良野の花畑など、色彩豊かな景観をイメージしています。
網走~知床斜里間は「青い星 流氷物語」。現在運転されている人気観光列車「流氷物語号」の名称をそのまま継承します。地域に定着したブランドを引き継ぐ判断といえそうです。

運行計画も発表
札幌~網走間の運転計画も公表されました。
札幌発の「赤い星 オホーツクの風」は午前9時ごろに札幌を出発し、旭川、遠軽、北見などを経て15時59分ごろ網走に到着します。途中、ラウンジカーでランチサービスを提供します。
網走発の「赤い星 雪華の風」は翌日10時ごろに網走を出発し、17時22分ごろ札幌へ到着するダイヤです。こちらもランチサービスと有料イベントを実施します。
食事は往路が旭川市の花月会館、復路が北見市の寿司割烹粋里の担当です。地元食材を生かした料理で旅を演出します。


料金は2万3340円から
札幌~網走間の販売予定価格も発表されました。
ランチ付きプランはボックス席で3万9000円、セミコンパートメントで5万円。2人個室は1人あたり10万円です。食事なしの乗車プランも設定され、札幌~網走間では2万3340円から販売される予定です。
全席グリーン車指定席で、グリーン料金を含んだ価格となります。ランチ付きプランは2026年11月上旬、乗車のみプランは各運転日の1か月前から発売されます。

既存列車名を活用
今回、JR北海道は、必ずしも新しい列車名とせず、過去の観光列車のブランドを継承しました。「オホーツクの風」や「流氷物語」といった名称には既存ファンへの訴求力がありそうです。
料金は、観光列車のなかでも高価格帯となりました。ただ、4両編成の小規模な列車で、個室やラウンジカーを備える本格的なクルーズトレイン仕様を考えれば、妥当な値付けと言えるかもしれません。乗車のみのお手頃プランも設定していますので、乗るのが目的のファンにも配慮した格好です。
「赤い星」の運行開始は2027年2月3日の予定です。JR北海道の新たなフラッグシップ列車は、道内観光の起爆剤となるのでしょうか。






















