JALとNTTドコモは、JALモバイルにおいて、ahamoを利用できる新サービス「JALモバイル powered by ahamo」を2026年6月25日に開始します。
料金や通信内容はahamoそのままで、JAL独自のマイル特典が付くのが特徴です。「どこかにマイル」の割引特典により、加入していれば、毎年必ず飛行機旅行ができることが売り物です。
通常のahamoと同じ
「JALモバイル powered by ahamo」(以下、JALモバイルahamo)の月額料金は2,970円。データ容量は30GBで、海外データ通信も追加料金不要、5分以内の国内通話無料という内容です。
ドコモが提供する料金プラン「ahamo」に対し、JALが「JALモバイルオプション」を提供します。このオプションの契約者に対し、「JALモバイル powered by ahamo」としてJALがマイルなどの特典を提供する、という形式です。
そのため、通信サービスの中身は通常のahamoと変わりません。ahamoにJALモバイル独自の特典を組み合わせたのが、今回の新サービスです。
JALによると、従来のJALモバイル利用者から「大手通信キャリアの通信環境を利用したい」「海外でもそのまま使いたい」という要望があり、ドコモとの提携に至ったとしています。

「どこかにマイル」が1500マイルで
「JALモバイルahamo」は、特典として、毎月125マイルの継続利用マイルが付与されます。また、JALグループ便の搭乗時には国内線50マイル、国際線100マイルのボーナスマイルも獲得できます。
さらに、新規契約では1,000マイル、ドコモ以外の会社からの乗り換え(MNP)では5,000マイルを付与します。
そのほか、通常7,000マイルが必要な国内線特典航空券「どこかにマイル」を、年1回に限り1,500マイルで利用できるクーポンが付与されます。
ドコモ品質
近年、航空会社はマイレージ会員との接点を航空券販売以外にも広げています。JALモバイルもその一環で、スマートフォン料金を通じて継続的にマイルを獲得できるサービスとして、2025年にスタートしました。
ただ、これまでのJALモバイルはIIJmioとの連携だったため、時間帯やエリアによっては通信品質にやや難があり、海外ローミングができないなどの弱点もありました。
今回の「JALモバイルahamo」は、ドコモ回線の品質や海外利用の利便性を維持しながら、JALのマイル特典を受けられるのが特徴です。
年1回の飛行機旅行
注目されるのが、1,500マイルで利用できる「どこかにマイル」特典です。
「どこかにマイル」とは、JALが指定する行き先へ特典航空券を利用できるサービスです。通常は7,000マイルを支払って申し込むと、4つの行き先候補が示され、了承するとそのうちの一つが自動的に決められて、往復の特典航空券がもらえます。
「JALモバイルahamo」では、毎月150マイル、年間で1500マイルが勝手にたまります。その1,500マイルで「どこかにマイル」を利用できます。
つまり、「JALモバイルahamo」は、加入しているだけで、年1回、JAL便で国内のどこかに旅行できるわけです。JALでは「毎月のスマホ代で毎年必ず旅行に行ける!」とPRしています。
月額料金は通常のahamoと同額のため、JAL便の利用者だけでなく、お金をかけずに旅行したい人にとっては、魅力的なサービスです。
新しい試み
航空会社と通信会社の連携は、これまでにもありましたが、MNO(移動体通信事業者)との連携で、通信料金を変えずに航空会社独自の特典を上乗せする形は、目新しい試みです。
ドコモしては、パートナー企業ブランド向けにahamoを提供することが初めてです。その点で挑戦的な新サービスといえます。
JALの狙いは、飛行機に乗らない日常生活でもマイルとの接点を増やし、「マイル生活圏」を拡大することにあるのでしょう。
すでにahamoに加入している利用者からみても、全体としては魅力的なサービスといえそうです。なお、ahamoからJALモバイルahamoへ移行する場合、申込手数料として2,200円が必要です。(鎌倉淳)





















