京急「品川新駅」の構内図が明らかに。JRと対面改札口を設置

メトロ南北線へもバリアフリー

京浜急行電鉄が、品川駅の再開発計画についての概要を発表しました。京急品川駅とJR品川駅は、南北自由通路を挟んで対面の改札口を設置します。

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地上28階建ての「駅ビル」

京浜急行電鉄とJR東日本旅客鉄道は、都市再生特別地区の品川駅街区地区について、都市計画の素案を発表しました。

品川駅では、現在高架上にある京急線ホームを地上に移設する計画が進められていて、品川駅街区は、移設される京急品川駅を含むエリアです。計画では、京急の鉄道施設上などに、地上28階建てのビルを建設します。

簡単にいえば、京急品川駅ホームを取り込んだ駅ビルが建設される、ということです。

京急品川新駅
画像:都市再生特別地区(品川駅街区地区)都市計画(素案)の概要

 
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北街区と南街区

計画地区は、「北街区」と「南街区」に大きく分かれます。北街区のビルには、オフィス、店舗、駅施設などが入ります。

南街区は「a」「b」の二つに分かれ、「南-a」には、オフィス、店舗、駅施設のほか、ホテルなども入ります「南-b」は9階建てで、オフィスと店舗が入ります。

京急品川新駅
画像:都市再生特別地区(品川駅街区地区)都市計画(素案)の概要

「北街区」はJR東日本を事業主体とし、2030年度の完成をめざします。「南街区」は京急電鉄を事業主体とし、「南-a」は2036年度、「南-b」は2032年度の完成をめざします。

敷地総面積は約33,500平方メートル。延床面積は約374,300平方メートルです。

京急品川新駅
画像:都市再生特別地区(品川駅街区地区)都市計画(素案)の概要

 
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構内は南北2分割

京急「品川新駅」構内の構造も明らかになりました。

新たな京急品川駅構内は中央自由通路の南北2箇所に分かれます。改札口は南側構内に3箇所、北側構内に2箇所です。

京急とJRの構内は、南北自由通路で隔てられています。京急南側構内では、南北自由通路に面して改札口を設けます。対面にJRも改札口を設置し、京急とJRの改札口が向かい合わせで配置されます。おおむね、現在の京急・JR乗り換え口のあたりです。

北側構内では、南北自由通路を挟んだ改札口はありません。中央または北側自由通路などを介した乗り換えになるようです。

京急品川新駅
画像:都市再生特別地区(品川駅街区地区)都市計画(素案)の概要

 
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南北線品川駅へのアクセス

京急品川駅に平行する国道15号の地下には、メトロ南北線品川駅が新設されます。南北線品川駅へは、中央・南北自由通路からエスカレーターまたはエレベーターでアクセスできます。

乗り換えの動線としてはスムーズで、バリアフリーにも配慮されています。

京急品川新駅
画像:都市再生特別地区(品川駅街区地区)都市計画(素案)の概要

 
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リニア・メトロの地下乗り換えはできず

北側自由通路に面しては、北口駅前広場が設けられます。高架上の駅前広場で、高速バスやタクシー乗り場が設けられます。

リニア品川駅は、北口駅前広場の先からアクセスするようです。北側自由通路には、京急、JRの改札口が設けられます。

メトロ南北線とリニアの乗り換えは、地下からいったん高架の自由通路東口に上がり、再び地下に降りるという動線です。東西地下通路は計画にありませんので、地下道のみでメトロ・リニアの乗り換えはできないようです。(鎌倉淳)

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