JR北海道が2000円で乗り放題!「地域共通クーポン専用フリーきっぷ」が破格すぎる

現金併用も可能

JR北海道が、「Go To トラベル」事業の「地域共通クーポン」で購入できるフリーきっぷを2種類発売します。「Go To HOKKAIDO 乗り放題パス」と「Go To はこだてパスポート」です。どちらも2,000円で乗り放題。破格きっぷの使いこなし方を考えてみましょう。

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Go To HOKKAIDO 乗り放題パス

「Go To HOKKAIDO 乗り放題パス」は、北海道内の普通・快速列車の普通車自由席が1日乗り降り自由のフリーきっぷです。JR北海道全線が、普通列車なら乗り放題。価格は大人2,000円、子ども1,000円です。

特急券を別途購入しても、特急列車は利用できません。つまり「青春18きっぷ」スタイルです。青春18きっぷ同様、石勝線に特例があり、「新得~新夕張」間は乗車駅、下車駅ともに「新得~新夕張」間内である場合に限り、特急料金不要で特急自由席が利用できます。

また、普通・快速列車の指定席は、別途指定席券を購入すれば利用できます。

函館線山線H100系

Go To はこだてパスポート

「Go To はこだてパスポート」は、函館本線の函館〜森間、函館市電と道南いさりび鉄道全線、函館バスの対象路線が1日乗り降り自由で、価格は大人2,000円、子ども1,000円です。JR線は普通・快速列車の普通車自由席が乗り降り自由。特急券を別途購入すれば特急列車も利用可能です。

函館バスの対象路線は函館市内、北斗市内、七飯町、鹿部町の全線と、砂原線(森駅前〜砂原東3丁目)、濁川線、函館〜知内線(バスセンター〜木古内駅前)、松前号(函館駅〜木古内駅前)です。

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10月下旬~2月1日

いずれも利用期間・発売期間は2020年10月23日から2021年2月1日まで。当日購入は可能ですが、所持する地域共通クーポン有効期間内に限ります。

購入時は、「Go To トラベル」の「地域共通クーポン」を利用しなければなりません。地域共通クーポンは利用エリアに「北海道」が含まれるもので、紙クーポンのみです。パス1枚あたり1,000円以上利用する場合に限り、購入できます。たとえば大人用の場合、地域共通クーポン1,000円分と現金1,000円を併用することは可能です。クレジットカードなど、現金以外の併用はできません。

発売箇所は「Go To HOKKAIDO 乗り放題パス」がJR北海道の主な駅と旅行センター。「Go To はこだてパスポート」は函館、五稜郭、桔梗、七飯、大沼、大沼公園、森、八雲、長万部、奥津軽いまべつ、木古内、新函館北斗の各駅、ツインクルプラザ函館支店で取り扱います。

青春18きっぷより安い!

目玉は「Go To HOKKAIDO 乗り放題パス」でしょうか。2,000円でJR北海道乗り放題というのは、わかりやすく安いです。普通・快速列車しか乗れないとはいえ、青春18きっぷの1日分より安いので、破格と言っていいでしょう。

とくに、短期間の旅行で北海道のローカル線を乗るのにはうってつけのきっぷです。函館線の山線や、存廃の議論が進む留萌線、あるいは廃止が予定されている宗谷線の無人駅巡りなどには、使い勝手がよさそうです。

旅行が複数日に渡る場合は、複数のクーポンを使って2枚以上を買えば、連続して旅行することもできるでしょう。

「Go To はこだてパスポート」は、函館エリアの1日周遊向けのきっぷです。「函館旅するパスポート」と交通部分の乗り放題は同じです。「函館旅するパスポート」の1日券は2,690円ですので、2割ほど安く利用できます。

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