羽田空港国内線の旅客取扱施設利用料(PSFC)が値上げされます。ターミナルを運営する日本空港ビルデングは、2026年9月から段階的に料金を引き上げると発表しました。国土交通大臣による認可を受けたものです。値上げは2025年4月以来で、わずか2年ほどで、約6割も値上げされます。
2年で6 割値上げ
羽田空港国内線の施設利用料は、現在、大人450円、小人220円です。日本空港ビルディングによりますと、2026年9月1日搭乗分から、大人580円、小人290円に改定します。
さらに2027年5月1日搭乗分からは大人590円、小人290円となります。往復利用なら、出発時と到着時にかかるので、合計1,180円となります。
航空券の購入時に航空運賃とあわせて徴収する方式で、利用者にとっては実質的な負担増となります。2025年4月に大人370円から450円へ値上げされたばかりですので、わずか2年余りで6割近い上昇となります。

北側サテライト整備で負担増
日本空港ビルデングによると、値上げの最大の理由は、羽田空港ターミナルの施設整備です。
羽田空港では、現在、第1ターミナル北側サテライトを建設しており、2026年9月に供用開始する予定です。また、第2ターミナルでは北側サテライトの延伸工事を進めており、2027年5月の供用開始を予定しています。
今回の料金改定は、これら新施設の開業時期に合わせて実施されます。
さらに、ボーディングブリッジの更新や手荷物搬送設備の耐震強化なども進めています。加えて、人件費や資材価格の上昇も負担増の要因になっていると説明しています。
主要空港で導入
空港の施設利用料は、空港ターミナルのロビーや保安検査場、搭乗待合室など共用施設の整備・維持管理費用を、利用者が負担する制度です。現在は新千歳、成田、伊丹、関西、中部、福岡など全国の主要空港で導入されています。
多くの空港で、出発、到着時に数百円を課金しています。たとえば、伊丹空港は出発、到着時に340円ですので、羽田の新料金制度が施行された場合、羽田~伊丹間を往復すると、合計で1,860円もの施設使用料を払うことになります。
空港を利用する以上、仕方ないともいえますが、安い航空券を探して購入しても、自動的に2,000円近くも上乗せされるのは、やるせない話です。






















