JAL「どこかにマイル」に、那覇・鹿児島発の離島版が登場します。その名も「どこかにマイル 南の島」。国内線特典航空券の行き先をシステムが決めるこのサービスで、これからは宮古島や石垣島へも行けるようになります。
南西諸島や八重山諸島便に行ける!
JALの「どこかにマイル」は、利用者の申し込み時に行き先候補が表示され、システムによりJALが行き先を決定し、申し込みから3日以内に通知するというもの。
2016年12月12日のサービス開始当初は羽田発着路線のみが対象でしたが、2017年4月17日からは伊丹発着路線、2018年2月20日からは関空発着路線にも拡大していました。
今回発表した「どこかにマイル 南の島~那覇・鹿児島発~」では、これをさらに拡大。那覇、鹿児島を発着する南西諸島や八重山諸島方面便が対象となりました。
那覇発は、奄美大島、沖永良部、与論、北大東、南大東、久米島、宮古、石垣、与那国の各線。鹿児島発は種子島、屋久島、喜界島、奄美大島、徳之島、沖永良部、与論の各線が対象となります。
3つの行き先候補から
申し込みは往路搭乗日の1カ月前から7日前まで。同時に4名まで利用可能です。申し込むと、那覇と鹿児島発の離島路線から3つの行き先候補が表示されます。その行き先候補がOKであれば旅行者情報を入力し、申し込みます。
別の行き先候補を希望する場合は、操作をやり直せば、新たな候補地が表示されます。申し込みから、3日以内に行き先決定の通知が届きます。
「どこかにマイル 南の島」サービス開始は、2018年5月24日からです。
6,000マイルで離島へ
JALの国内線特典航空券は、通常往復12,000マイルが必要ですが、「どこかにマイル」は往復6,000マイルで利用可能です。これらの離島便には割引航空券が少なく、距離に比べて航空券相場が高くなっていますので、往復6,000マイルで旅行できるのはお得でしょう。
とくに、旅行者に人気の石垣島や宮古島が候補地なのは魅力的ですし、沖縄のでも離島感の強い北大東島、南大東島まで対象に入っているのは、JALならではでしょう。ただ、島によっては、「行ってもすることが少ない場所」もありそうなので、日程を長くとりすぎないほうが良さそうです。
本州からの利用者としては、那覇や鹿児島までは別のチケットを用意して、離島便だけ「どこかにマイル」を使う、という楽しみ方ができそうです。今年の夏は、「どこかにマイル」で南の島に行ってみてはいかがでしょうか。(鎌倉淳)