熱海駅の新駅ビル建設がようやく決定。2016年度全面開業で、青春18きっぷ利用者の「オアシス」ができる?

JR東日本は、熱海駅に新しい駅ビルを建設すると発表しました。新駅ビルの名称は「熱海駅ビル」(仮称)で、駅施設部分の開業は2015年度、商業施設を含めた全面開業は2016年度の予定です。

熱海駅は1925年の開業。当時の建築物も一部残っていますが、それも含めて建て替えます。すでに2011年11月から仮駅舎で運営中で、建設準備に入っていましたが、東日本大震災後の工事費や人件費の高騰で入札が巧くいかず、ようやく建築契約が成立したとのことです。

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商業施設、観光案内所も設置

新駅ビルは長さ140m、高さ20m、奥行き25mの規模。鉄骨造り、屋上を含めて地上4階建てです。延べ床面積は7600mで、1~3階部分の2600平方メートルに商業施設が設けられ、観光案内所も設置されます。正面に向かって右側が駅で、吹き抜けの改札口を挟み左側が駅ビルです。

熱海駅
画像:JR東日本

熱海駅は、JR東日本とJR東海の境界駅で、多くの普通列車がこの駅で折り返します。そのため、青春18きっぷ利用者にとってはおなじみの乗換駅といえます。現在は構内や周辺に商業施設が乏しく、休憩にはあまり向かない駅ですが、新駅ビルができたらちょっとした「オアシス」になるかもしれません。旅行者が手軽に使える飲食施設ができるといいですね。

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