大阪府は2026年度当初予算案に、なにわ筋連絡線・新大阪連絡線と京阪中之島線延伸、JR桜島線延伸の事業化検討調査費を新規計上しました。これらの路線が実現に向け動き出すのでしょうか。
阪急、京阪の新線調査に535万円
大阪府は2026年度当初予算案に、「なにわ筋連絡線・新大阪連絡線」と「京阪中之島線延伸」の事業化検討調査費を、知事重点事業として新規計上しました。予算額は535万円です。
なにわ筋連絡線・新大阪連絡線は、大阪駅(うめきた)から十三を経て新大阪に至る、阪急の新線です。2030年度末開業予定のなにわ筋線と直通し、新大阪駅や阪急沿線から関西空港や大阪南部地域へのアクセスを強化します。
京阪中之島線は、現在中之島駅止まりになっている同線を九条方面に延伸する計画です。阪神なんば線や大阪メトロ中央線と結節することにより、京阪神への新たなネットワークを形成します。
夢洲に建設が予定されているIR(統合型リゾート)へ、京都から一度の乗り換えで移動することが可能になります。

JR桜島線延伸に561万円
これとは別に、「夢洲第2期区域まちづくりの推進」の関連として、JR桜島線延伸の事業化に向けた検討予算561万円も計上しました。
JR桜島線は、現在、桜島が終点ですが、これを夢洲まで延伸する計画です。
大阪府市では、夢洲における国際観光拠点形成に向けたまちづくりを推進していて、JR桜島線を北側からの鉄道アクセスと位置づけています。その事業化に向けた検討予算です。

金額は少ないが
大阪府の予算案資料によれば、これらの路線について、大阪市や鉄道事業者(阪急電鉄、京阪電鉄、JR)と連携し、事業化に向けた検討調査に着手します。
3路線あわせても1100万円程度という少ない予算なので、調査といっても大がかりな内容にはならないでしょう。事業スキームなどの基礎調査にとどまるとみられます。
したがって、この予算付けをもって、すぐに事業が動き出すとはいえません。ただ、夢洲IRの実現や、なにわ筋線開業を見据え、大阪府が次の段階の鉄道整備に向けて本腰を入れはじめたようにも感じられ、実現に向けた第一歩にはなるかもしれません。(鎌倉淳)
























