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航空会社の国内線普通席、機内サービスの「コーヒー」を調査。どうして味はこんなに違うのか?

先日、JALで札幌に行った往復の機内でコーヒーを頼んでみました。往路は普通席、復路はクラスJでしたが、どちらもかなり残念なインスタントの味でした。

筆者は飛行機に乗るたびにコーヒーをオーダーし、味を楽しんでいます。1990年代までは各社ともドリップコーヒーを出すのが常識でしたが、2000年代に入り機内サービスが簡略化されるとともにインスタントが増え始め、味はかなり落ちてきました。転機が訪れたのが2012年で、LCCが低価格の運賃と引き替えに機内サービスを有料提供したからか、レガシーキャリアが差別化のために無料の機内コーヒーの品質を上げ始めたのです。

ただ、この半年、JALにもANAにも乗りましたが、機内サービスのコーヒーの味は残念なまま変わっていないように感じられます。ANAは2012年6月に国内線普通席にドリップコーヒーを復活させると宣言しましたが、全ての便ではないようで、筆者が乗った便はいつもインスタントばかりです。それもJALと甲乙つけがたい残念な味です。

有料でコーヒーを提供しているのがスカイマーク(100円)、ジェットスター・ジャパン(200円)、ピーチ(200円)、エアアジア・ジャパン(250円)です。これら各社のコーヒーを飲んだところ、全てインスタントであることは感じられましたが、味はまともなほう。その理由は、これらの4社は有料サービスであるがゆえに、1杯1杯淹れることができるという点にあるような気がします。インスタントコーヒーであっても、粉と湯の量を正確に量って淹れればそれなりの味がでるものです。

スカイマークのコーヒー

付け加えれば、これら4社の間にも味の差はあります。筆者の主観ですが、スカイマークがいちばんきちんとしていて、次がジェットスター、ピーチ、最後がエアアジア。値段の順番と逆です。この味の差が、コーヒーの粉の差か、お湯をきちんと図って淹れているかどうかの差なのかはわかりません。ちなみに、これらのうちピーチとエアアジア・ジャパンは、どちらも「ネスカフェゴールドブレンド」で、ジェットスター・ジャパンが「UCC THE BLEND 114」です。スカイマークは明記していません。

JALとANAのコーヒーは、これらLCCより明らかに味が落ちます。どうしてそんなに味が違うのでしょうか。その理由は、やはり淹れ方にあるように思えます。JALもANAもワゴンサービスでドリンクを提供しますので、インスタントコーヒーの粉をポットの中に大量に入れて、大量のお湯で溶かす、という方式を採っているようです。この方式が、コーヒーを不味くしているのではないかと思います。

逆に、ドリップできちんとした味のコーヒーを提供している航空会社もあります。筆頭格がスターフライヤーで、タリーズコーヒーによるオリジナルブレンドのドリップコーヒー。タリーズブランドを付けているだけあって、味はしっかりとしています。文句なく1位のコーヒーといえます。

エアドゥは、サッポロ珈琲館による「AIR DOオリジナルブレンド」のドリップコーヒー。町の普通の喫茶店でも出てくるようなきちんとしたコーヒーです。ソラシドエアは「こだわりの本格コーヒー」というドリップコーヒー。「GoodInsideアートオータムブレンド」という名称です。

このほか、フジドリームエアラインズがカルディコーヒーファームの本格コーヒーとトミヤコーヒーの「太陽と大地のブレンド」、アイベックスエアラインズがUCCと共同開発した「IBEX ORIGINAL BLEND」を提供しています。

こうしてみると、機内サービスのコーヒーは、無料のブランドコーヒーと、有料のインスタントコーヒーに二極化しているようにみえます。一番運賃の高い大手航空会社のコーヒーが一番美味しいのかと思ってしまいそうですが、実態はそうではありません。

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