今年の夏は「青春18きっぷ」でどこに行こう? 人気は三江線と北海道。信州にも注目!

いよいよ「青春18きっぷ」2017年夏の利用期間がスタートしました。例年通り7月20日~9月10日までの53日間が利用期間です。今年の人気は、廃止が決まった三江線や、経営問題が続くJR北海道エリアのローカル線になりそうです。

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1日あたり2,370円でJR乗り放題

いまさら説明する必要もないかと思いますが、青春18きっぷはJR全線の普通・快速列車が乗り放題のきっぷです。5日間有効で11,850円。1日あたり2,370円の低価格が魅力です。

春夏冬の年3回発売されますが、夏は期間が長く、もっとも人気のあるシーズンです。2017年夏の発売期間は7月1日~8月31日、利用期間は7月20日~9月10日です。

北舟岡

三江線は「最後の夏」

2017年夏の注目は、やはり三江線でしょうか。2018年3月限りでの廃止が発表されており、今年が最後の夏。日の長いシーズンもいまが最後です。運行本数の限られている路線だけに、夏の青春18きっぷシーズンには利用者で混雑することでしょう。

三江線

経営危機が続くJR北海道のローカル線も注目です。すでに廃止を受け入れている石勝線夕張支線は2019年春頃に姿を消す見込み。その他、運行本数が1日1本の札沼線末端区間なども、存廃が危ぶまれています。青春18きっぷ3シーズンで、北海道の無雪期は夏だけですので、多くの旅行者がこれらのローカル線に集まりそうです。

信州はキャンペーン中

デスティネーションキャンペーンが実施されている信州エリアも注目でしょうか。「リゾートビューふるさと」や「ナイトビュー姨捨」「HIGH RAIL」など、指定席券を買えば青春18きっぷでも乗車できる快速扱いの観光列車もあります。首都圏から近いエリアですから、青春18きっぷだけで往復移動も賄えますので、夏の小旅行には適しそうです。

信州旅行といえば、新宿~白馬を結ぶ夜行快速「ムーンライト信州81号」も健在です。青春18きっぷ期間中は、おもに週末に運転されますので、信州エリアへの週末旅行に使えます。

夜行快速といえば、東阪間や東名間の移動に人気の夜行快速「ムーンライトながら」にも触れておきましょう。東京~大垣間で、東京発が7月21日から8月19日まで、大垣発が7月22日から8月20日までの、それぞれ30日間運転されます。指定席券は、日によって、まだ残っています。(鎌倉淳)

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