新大阪~博多間のJR山陽新幹線の格安チケットを、一覧表のリストにして解説します。「のぞみ」「みずほ」普通車指定席利用の場合、運賃・料金の定価は16,020円ですが、格安チケットを使えばもっと安く利用できます。料金、最安値が一目でわかります。
新大阪~博多の新幹線の格安チケット
最初に、山陽新幹線の新大阪~博多間の定価と格安チケット、割引きっぷを、リストにしてまとめました。詳細は、記事の後半でご説明していきます。
| きっぷ | 価格 |
|---|---|
| 指定席通常価格(のぞみ/みずほ) | 16,020円 |
| 指定席通常価格(さくら/ひかり/こだま) | 15,280円 |
| 自由席通常価格 | 14,750円 |
| スマートEX(のぞみ/みずほ指定席) | 15,820円 |
| EX早特7(のぞみ/みずほ指定席) | 13,600円 |
| 株主優待割引(のぞみ/みずほ指定席) | 8,000円 |
| 株主優待割引(自由席) | 7,370円 |
| 学生割引(のぞみ/みずほ指定席) | 14,060円 |
| 学生割引(自由席) | 12,790円 |
| tabiwa得 | 11,100円 |
| 行こっか!こだま | 12,270円 |
| 日帰りツアー | 往復24,550円~ |
| 宿泊ツアー | 往復30,000円~ |

「のぞみ」「みずほ」「さくら」「ひかり」「こだま」
格安チケットの詳しい説明に入る前に、山陽新幹線を利用する際の基本的なポイントをご紹介しましょう。
新大阪~博多間には、「のぞみ」「みずほ」「さくら」「ひかり」「こだま」という5種類もの列車が走っています。列車により、所要時間や料金、使用車両、車内設備が異なります。
所要時間は、おおざっぱには「のぞみ」「みずほ」が2時間28分程度、「さくら」「ひかり」が2時間36分程度です。「こだま」は4時間20分程度です。
新大阪~博多間の普通車指定席の価格は、通常期で「のぞみ」「みずほ」が16,020円です。「さくら」「ひかり」「こだま」は15,280円です。
自由席は全列車同額で14,750円です。
年末年始、ゴールデンウィークなどの最繁忙期は指定席料金が400円増し、3連休など繁忙期が200円増し、オフシーズンの平日など閑散期は200円引きになります。自由席は通年同額です。
座席は、「のぞみ」は普通車指定席が横5列です。「みずほ」「さくら」「ひかり」「こだま」は、普通車指定席で横4列の幅広シートが基本です。普通車自由席を利用する場合、どの列車も座席は横5列が基本です。
価格と車内設備でお得なのは「さくら」普通車指定席です。「のぞみ」「みずほ」より安く、横4列シートなので快適です。そのため、「さくら」指定席は早めに満席になりやすい傾向があります。
なお、「のぞみ」は、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆は全車指定席となり、自由席は連結されません。
以下では、新大阪~博多間の新幹線の格安チケットを、順に解説していきます。
EX早特
山陽新幹線を安く利用したい場合は、「EX早特」という、インターネット専用の格安チケットを探すのが基本です。東海道・山陽新幹線のインターネット予約サイト「スマートEX」で販売しています。
「EX早特」にはいくつか種類がありますが、新大阪~博多間のEX早特(普通車用)には、以下のものが設定されています。
・EX早特7(7日前までの予約)13,600円
「EX早特7」は7日前まで予約可能で、「のぞみ」「みずほ」「さくら」に乗車できます。
EX早特にはグリーン車用もあり、以下のものが設定されています。
・EX早特3(3日前までの予約)16,810円
3日前までの予約で、普通車の定価より少し高い価格でグリーン車で旅行できます。「のぞみ」「みずほ」「さくら」が利用できます。
スマートEX
「EX早特」は、東海道・山陽新幹線のインターネット予約サイト「スマートEX」で販売されています。
「スマートEX」は会員制ですが、年会費は無料で、クレジットカードがあれば誰でも登録できます。山陽新幹線を利用する際には、会員になっておくといいでしょう。
スマートEXを使うと、上記の「EX早特」以外でも、山陽新幹線の普通車指定席が通常価格の200円引きで利用できます。これは通年、どの列車にも適用されます。
また、交通系ICカード(Suica、TOICA、ICOCAなど)があれば、チケットレスサービスも利用できます。
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エクスプレス予約
山陽新幹線には、有料会員制のインターネット予約サービスとして、「エクスプレス予約」もあります。年会費1,100円のクレジット会員になれば利用できます。
会員になると、通年、どの列車でも山陽新幹線を割引価格で利用できます。
新大阪~博多間の普通車指定席は、「のぞみ」「みずほ」が15,640円、「さくら」「ひかり」「こだま」は14,900円です。
・エクスプレス予約〔のぞみ・みずほ〕15,640円(有料会員限定)
・エクスプレス予約〔さくら・ひかり・こだま〕14,900円(有料会員限定)
「エクスプレス予約」の会員になると、上記の「EX早特」も利用できます。
tabiwa得
「tabiwa得」は、JR西日本グループのtabiwaトラベルで販売している片道の旅行商品です。新大阪~博多が通常期11,100円~で、通常価格より27%も安くなっています。
乗車できるのは「こだま」と一部の「ひかり」です。「こだま」では、新大阪~博多は約4時間20分かかります。「のぞみ」は約2時間30分ですから、「こだま」の所要時間は約1.7倍です。また、列車本数も限られています。
前日までに購入しなければならない、JRの駅の窓口では購入できない(tabiwaトラベルのネット販売のみ)、列車変更などができない、などの制限があります。また、利用当日までに、JR駅の券売機で紙のチケットの受け取りが必要です。
年末年始、ゴールデンウィーク、お盆といった最繁忙期にも設定されています。ただし、最繁忙期の価格は15,200円と高く、お得感は小さいです。
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行こっか!こだま
「行こっか!こだま」は、インターネット販売専用の片道の旅行商品です。東海道新幹線で有名な「ぷらっとこだま」の山陽新幹線版といえます。
JR東海ツアーズと日本旅行が販売しています。新大阪~博多が12,270円で、通常価格より20%安くなっています。
・こだま普通車指定席 12,270円
乗車できるのは「こだま」のみです。前日までに購入しなければならない、JRの駅の窓口では購入できない(JR東海ツアーズまたは日本旅行のネット販売のみ)、列車変更などができない、などの制限があります。
年末年始、ゴールデンウィーク、お盆といった最繁忙期には設定されていません。
「tabiwa得」と似たチケットですが、「行こっか!こだま」は、紙のきっぷの受け取りが不要で、交通系ICカードを利用したチケットレス乗車ができます。
ただ、チケットレス乗車にこだわりがなければ、「tabiwa割」のほうが安いので、「行こっか!こだま」をあえて購入する理由はなさそうです。
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JR日帰りツアー
往復の新幹線がセットになった日帰り専用の旅行商品(パッケージツアー)です。JR東海ツアーズと日本旅行が取り扱っています。1名から利用可。「のぞみ」も利用できます。
・新幹線指定席往復で24,550円~26,550円程度
片道あたりなら1万3000円程度で、「のぞみ」号利用で新大阪~博多間を日帰り利用できます。
日帰り旅行なら、「tabiwa得」よりもこちらがおすすめです。ただし、利用できる列車は限られます。通信可能なスマートフォンが必要です。
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宿泊パッケージツアー
宿泊をともなう旅行の場合、往復の新幹線と宿泊がセットになった旅行商品(パッケージツアー)を使えばお得です。
JTBの「ダイナミックパッケージMySTYLE」、日本旅行の「JR・新幹線+宿泊セットプラン」、近畿日本ツーリストの「スグ旅」、JR東海ツアーズの「EXダイナミックパック」などがあります。
サイト上で予約・決済し、きっぷは新幹線駅構内にある指定席券売機で受け取れます。
・新幹線指定席往復+ホテル1泊で30,000円程度~
最近のホテル代の急騰で、かつてほどの安さではなくなりましたが、新幹線の往復正規価格とそれほど変わらない価格で、宿泊がついてきます。立地や設備のいいホテルだと少し高くなりますが、それでも33,000円程度出せば、そこそこのホテルに泊まれます。
時間帯のいい列車は値段が少し高くなる場合があります。出発前日まで予約でき、一部は当日予約も可能です。
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自由席に乗る
もうひとつ、新幹線の基本的なルールとして、自由席に乗ると安くなります。上述したように、自由席の価格は「のぞみ」「みずほ」「さくら」が同額で14,750円です。これだけで「のぞみ」「みずほ」指定席より約8%も安くなりますので、簡単ですが効果的な格安旅行法です。
・「のぞみ」「みずほ」「さくら」自由席 14,750円
新大阪から乗る場合は、「みずほ」「さくら」は始発列車なので、早めに駅に行って並べば、自由席でも座れることが多いです。
博多発の場合は、「のぞみ」が始発列車なので、早めに駅に行って並べば座れるでしょう。「みずほ」「さくら」は鹿児島中央方面からの客を乗せてきますので、自由席が満席の場合もあります。
なお、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始は「のぞみ」に自由席は連結されていません。「みずほ」「さくら」「ひかり」「こだま」は、通年で自由席があります。
株主優待割引
山陽新幹線の運営会社は、JR西日本です。JR西日本は株主向けの優待券を発行しており、使用すれば、山陽新幹線を安く利用できます。
株主優待割引券(株主優待券)1枚につき運賃・料金が50%割引になります。新大阪~博多では、のぞみ指定席が8,000円、自由席が7,370円です。
・株主優待割引(のぞみ指定席) 8,000円[要株主優待券]
・株主優待割引(自由席) 7,330円[要株主優待券]
株主優待券は金券ショップなどで購入でき、相場は1枚3,500円程度です。3,500円で入手した場合、「のぞみ」指定席が11,500円、自由席が10,830円となります。正規価格より30%近く安くなります。
株主優待割引は、グリーン車にも適用されますので、グリーン車利用の場合は、さらに効果が高いです。
学生割引
山陽新幹線では、学生割引(学割)も利用できます。
学割は、JRから指定を受けた学校の生徒を対象に、JRの乗車券が2割引になるという制度です。中学校、高等学校、大学の学生は、全て学割の対象です。専門学校生も、多くは学割の対象になります。
学割が利用できるのは、片道101km以上、JR線を利用する場合です。山陽新幹線はJR線ですので、片道101km以上で新幹線を利用するときは学割の適用を受けられます。新大阪~博多間は101km以上に該当します。
学割を利用するには、所属する学校が発行する「学生・生徒旅客運賃割引証」(学割証)が必要です。取得方法は、所属する学校の学生掛などにおたずねください。
新大阪~博多間を、学割で「のぞみ」を利用する際の価格は以下の通りです。
・学生割引(のぞみ指定席) 14,060円[要学割証]
・学生割引(自由席) 12,790円[要学割証]
ちなみにバスは?
大阪~福岡(博多)間の場合、高速バスなら9~10時間程度。新幹線「のぞみ」は2時間30分程度ですので、3倍以上の時間がかかりますが、価格的には安いです。夜行バスが基本なので、時間を有効に使えるというメリットもあります。
大阪~福岡間で運行しているのは主に格安系の高速バスです。4列シートバスなら3,500円~5,000円程度で見つかります。
おもなバスは、楽天トラベルで予約できます。
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まとめてみると
最後に、まとめてみましょう。新大阪~博多間の新幹線の格安チケットは、EX早特7が基本です。7日前までの購入が必要ですが、13,600円はお手頃です。
直前購入の割引きっぷは少なく、株主優待割引くらいです。JR西日本の株主優待割引券を金券ショップで3,500円~4,000円程度で購入できれば、新大阪~博多間を12,000円程度で利用できます。株主優待割引は販売座席数の制限がないので、空席があれば好きな時間の列車に、直前予約で乗車できるのもメリットです。
金券ショップに行くのが面倒なら、当日、自由席(14,750円)を利用するのがいいでしょう。
「こだま」でもよいのであれば、「tabiwa得」が11,100円とお得です。ただし、「こだま」は新大阪~博多間で4時間以上かかります。
学生なら学生割引がお得で、列車や席数の制限なく利用できるので便利です。
観光や宿泊を伴う旅行なら宿泊ツアーも検討しましょう。JTB、日本旅行、近畿日本ツーリスト、JR東海ツアーズなどが、新幹線と宿泊がセットになったプランを販売しています。(鎌倉淳)
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