札幌駅「新幹線直結バスターミナル」計画の概要。道内各地へ高速バスが発着

在来線特急より便利かも?

前ページより続きます

ホームドアを設置

都市間バスは日常利用が少なく、初めて使う利用者が多いという特徴があるため、新バスターミナルでは利用者にわかりやすい配置を検討します。

事業計画では、参考例として福岡天神バスターミナルをあげており、同じ方面であればおおむね同じ乗り場で乗車できるようにします。

車路と乗降場を空間的に分ける「ホームドア」も設けます。これにより、特に冬季は温かい室内で待つことができるようになります。車イスやベビーカー利用者が使いやすいような、広い通路幅も確保します。

札幌駅バスターミナル計画
画像:札幌駅交通ターミナル事業計画(案)

 

広告

広い待合空間を整備

2階部分には、広い待合空間を整備します。サイネージによる運行情報の提供など、情報発信機能も整えます。

札幌駅高速バスターミナル計画
画像:札幌駅交通ターミナル事業計画(案)

 
広告

チケットカウンターを集約

現在はバス会社によって別れているチケットカウンターは集約します。バス発着状況などは運行管理室で管制します。

飲食スペースや手荷物預かり、トイレ、授乳室など、旅客の利便性向上に資する施設を整備するほか、北海道の魅力発信につながる機能も検討します。

札幌駅前バスターミナル系アック
画像:札幌駅交通ターミナル事業計画(案)

現在の札幌駅前バスターミナルに比べると、旅客にとって快適性が大きく向上しそうです。

【次ページ】運行系統はどうなる? 

広告
1
2
3
前の記事仙台地下鉄南北線、富谷市延伸は実現するか。「採算性に見通し」というけれど
次の記事根室線・富良野~新得間、2024年3月末で廃止。JR北海道が提案