長崎新幹線「大村新駅」の駅名案は？　5文字以内で考えよう！

駅名大喜利

2019年10月9日

2022年度に開業する九州新幹線西九州ルート（長崎新幹線）の「新大村駅」（仮称）の駅名の公募が始まりました。5文字以内が条件です。考えてみましょう。

「大村湾の玄関口と認識するような駅名」

「新大村駅（仮称）」は長崎県大村市に設置される、長崎新幹線の新駅です。大村線竹松駅と諏訪駅とのほぼ中間に位置し、大村線にも接続する新駅ができる予定。大村市では、「大村市新幹線駅名等検討委員会」で新駅名の審議をしますが、その参考とするため、駅名案を募集すると発表しました。

大村市新幹線駅名等検討委員会の駅名選考の基本方針は、「多様な自然、歴史や文化の魅力あふれる大村の未来を拓く、大村湾の玄関口であると国内外の人々が認識するような駅名」です。条件は5文字以内で、記号は不可。この条件に合致する新駅名について、勝手に考えてみましょう。

「大村ゲートウェイ」？

まず、「玄関口」と聞いて、みなさんが真っ先に思い浮かぶのは、「大村ゲートウェイ駅」ではないでしょうか。しかし、5文字を越えてしまうのでボツ。「大村湾ゲートウェイ駅」ももちろん選考外です。「大村ゲート駅」ならぎりぎりセーフですが、なんだかよくわかりません。

大村市では、「基本方針を構成する要素」として、具体的な事例を挙げています。たとえば、大村市は『多様な自然琴の湖とも呼ばれる波静かな大村湾と緑豊かな多良山系に抱かれた平坦地に位置する』のが特徴だとか。ならば、「琴の湖大村」「大村琴の湖」はちょうど5文字で当てはまります。

名産品に着目すると

また、大村市は、『蜜柑、苺、梨、ナマコやシャコなど海山の多様な恵みを享受し、大村寿司や煮ごみなど、多様な食文化』を育んできたそうです。ならば、「みかん大村駅」「いちご大村駅」「なし大村駅」「ナマコ大村駅」「シャコ大村駅」あたりも候補でしょうか。「さくらんぼ東根駅」の二番煎じになりそうですが、「いちご大村駅」なら語呂もよさそうです。

大村市には、長崎新幹線の車庫ができるので、シャコと絡めて「大村車庫」なんていうのもシャレてますね。親父ギャグですかそうですか。

歴史に着目すると

大村市の歴史を振り返ると、『日本初のキリシタン大名・大村純忠の城下町として、日欧交流の途を拓いた天正遣欧少年使節との関わりや、長崎から日本国内へ西洋の文化や技術を伝える脇往還・長崎街道の宿場町として栄えた』という特色があります。

ならば、ズバリ「大村純忠駅」もいいですね。あるいは「大村天正駅」「大村宿場町駅」あたりも提案できそう。でも、「大村湾の玄関口と認識するような駅名」という基本方針からは外れてしまいます。

大村湾との関わりなら

改めて「大村湾」との関わりに注目すると、『県央に位置する地理的な特性、空港やインターチェンジを有する交通の拠点性などを活かし、「大村湾ZEKKEI（ぜっけい）ライド」など、環大村湾の市町が連携した地域づくりにも取り組んでいます』との記述が。

「大村湾ZEKKEIライド」とは自転車イベントですが、これを取り入れると「大村湾ライド駅」。一文字余るので「大村ライド駅」でしょうか。座りはいいですが、何のことかわからなくなります。「絶景大村駅」だと地域性が足りません。あとは「環大村湾駅」とか。素直に「大村湾駅」はいかがでしょうか。

英語ネーミングなら

「国内外の人々が認識するような」という基本方針に着目すると、英語混じりが候補に挙がりそうです。直球勝負で「大村ベイ駅」は可能性ありそう。「大村マリン駅」でも5文字に収まります。「大村シーサイド駅」だと字余りですね。

「絶景大村」を英語混じりにして「ビュー大村駅」はどうでしょうか。「未来を拓く」という基本方針に合いそうですが、JR東日本の駅みたいになってしまいます。

交通拠点に着目するなら

『大村市が、大村湾や長崎県の玄関口としての高速交通拠点と化すことによって、大村市と周辺地域の持続的な発展がもたらされる』との記述もあることから、「大村ジャンクション」も良さそうですが、字余り。日本語で「大村拠点駅」「大村中央駅」といった名称なら字数も理屈も合います。でもつまらないですね。

「長崎県の玄関口」を強調するなら「長崎空港口駅」はどうでしょうか。わかりやすく「長崎空港駅」にしたいところですが、空港からは距離があるので、「口」を付けないと混乱するでしょう。