ディズニーリゾートラインから変形ロングシートが消える。新型車両導入で

ディズニーリゾートラインに新型車両が導入されます。特徴だった変形ロングシートがなくなり、一般的なロングシートになります。

広告

開業以来初の車両更新

オリエンタルランドは、東京ディズニーリゾートの各施設を結ぶモノレール、ディズニーリゾートラインに新型車両を導入すると発表しました。導入時期は2020年春で、「リゾートライナー(Type C)」と名付けられています。Cはローマ数字で100を意味します。

ディズニーリゾートラインの車両更新は、2001年の開業以来初めてです。開発コンセプトは、「いつでも どこでも だれにでもディズニーの世界観を提供したい」というもの。ディズニーリゾートラインで働くキャストの想い、また、ゲストのニーズを開発コンセプトに込めました。

リゾートライナー(Type C)
ⒸDisney

乗降性が向上

エクステリアは、現在運行しているディズニーリゾートライン「リゾートライナー」のアクセントカラーを踏襲します。新たに採用した2色のグラデーションは、やわらかく揺らめく波をイメージしています。また、ミッキーシェイプの窓が従来の車両より大きくなり、展望性が向上しました。

インテリアは、室内空間が高さ、幅ともに広くなりました。大きな変更点は、シート形状がロングシートになったことでしょうか。現行車両は、中央部分が出っ張ったソファ型の変形ロングシートが特徴でしたが、一般的なロングシートになります。

ディズニーリゾートラインは開業当初と比べて混雑が目立つようになっていますので、ロングシート化により、乗降性が向上するでしょう。

リゾートライナー(Type C)
ⒸDisney

バリアフリーにも対応し、各車両にフリースペースを設け、3・4両目はワイドフリースペースとしています。

先頭車両にある展望席はベビーカー利用者や、車イス利用者も景観を楽しめるようなシート形状としています。画像を見ると、セミクロスのような形状です。無人運転なので、前方展望は良好です。

リゾートライナー(Type C)
展望席 ⒸDisney

ミッキーシェイプのつり革は、高さが3段階になりました。これにより、子どもから大人までつかまりやすくなりそうです。また、室内照明をLEDに変更し間接照明になるのも大きな変更点です。

当初の導入車両数は1編成6両で、2024年度末までに全5編成30両を導入予定。順次、現行車両を置き換えていきます。信号設備等の更新も含む総投資額は約125億円です。

約20年にわたり親しまれてきた「リゾートライナー」が引退するのは残念ですが、新型車両でディズニーリゾートの旅が、より楽しみになりそうです。

広告
前の記事「太川蛭子のバス旅 第5弾 北陸横断」は10月9日放送。親不知の難所に挑む!
次の記事長崎新幹線「大村新駅」の駅名案は? 5文字以内で考えよう!