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西武新宿線「新観光特急」投入へ。10000系をリニューアル、大河原デザインに

新たなフラッグシップ列車に

西武鉄道は新宿線で運行している10000系「ニューレッドアロー」1編成をリニューアルして、新たな観光特急として運行します。デザインを手がけるのは大河原邦男氏で、新宿線の新たなフラッグシップ列車となりそうです。

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2028年度に運行開始

西武鉄道は2026年4月21日、新宿線で運行している10000系「ニューレッドアロー」1編成を大幅にリニューアルし、2028年度から新たな観光特急として運行を開始すると発表しました。

デザインを監修するのは、アニメ『機動戦士ガンダム』などのメカニックデザインで知られる大河原邦男氏です。

大河原氏が鉄道車両の外装・内装デザインを一貫して手がけるのは今回が初めてで、新宿線の新たなシンボルとしての期待がかかります。

特急小江戸10000系リニューアル
画像:西武鉄道プレスリリース

 

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5次車を活用

10000系は、特急「小江戸」などで親しまれてきましたが、2027年春に導入される新型車両「トキイロ」の登場に合わせて定期運行を終了する予定となっています。

しかし、今回の発表により、1編成が観光特急として「第二の人生」を歩むことが明らかになりました。

リニューアルの対象となるのは、2003年に製造された5次車の10112編成で、10000系で唯一VVVFインバータ制御を採用しています。今後の維持と運用を見据え、比較的新しい機器構成を持つ同編成を活用するようです。

特急小江戸10000系

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半個室やソファ席も

車両コンセプトは、現在の通勤・ビジネス需要に特化した設備から、移動そのものを楽しむための空間へと大きく変更します。

車内設備では、一般席のほかに、グループ利用を想定した半個室やソファ席を新設。軽食やドリンクを提供するバーカウンターも備えます。

最近の新宿線特急は、川越を訪れる観光客の利用が増えており、ニーズの多様化にアコモーデションが対応するということです。

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プレミアムな選択肢に

新宿線には、2027年春に「トキイロ」が投入されますが、着席サービスに主眼を置いた機能的な列車で、観光特急とは異なります。

そこで10000系のなかでも新しい編成をリモデルし、大河原氏によるデザインを加えることで、新宿線でのフラッグシップトレインとして活用するということでしょう。

「大河原デザイン特急」が、レジャー層に向けたプレミアムな選択肢となりそうです。

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