小田急電鉄と小田急リゾーツは、箱根・強羅に全棟独立型の和風ヴィラホテルを建設すると発表しました。全室に源泉かけ流しの浴室と、簡易キッチンを備えます。近年増加するプライベート性の高い宿泊需要や長期滞在ニーズに対応するもので、箱根のなかでも贅沢な宿泊施設となります。
強羅駅徒歩9分
小田急の和風ヴィラホテルの計画地は神奈川県箱根町強羅で、箱根登山電車(箱根登山鉄道)強羅駅から徒歩約9分の場所です。
現在営業している「箱根 ゆとわ」に隣接する約1万2,700平方メートルの敷地に建設します。施設のコンセプトは「森に佇む別邸」。強羅の豊かな自然と起伏に富んだ地形を活用し、周囲の環境と調和した滞在空間を目指します。

すべてヴィラタイプ
強羅は、小田急グループの前身の一つである小田原電気鉄道などが温泉付き別荘地として開発を進めた歴史を持つエリアです。今回の計画では、その別荘文化を現代に受け継ぎながら、観光客やインバウンド旅行者の多様なニーズに対応する宿泊施設を整備します。
施設は受付棟1棟と客室棟18棟で構成されます。客室はすべて独立したヴィラタイプで、数寄屋造りをイメージした和風デザインを採用。畳や障子、土壁といった伝統的な和の意匠を取り入れ、各棟には縁側も設けます。
敷地内には桜や紅葉など四季を感じられる植栽を配置し、客室から季節ごとの景観を楽しめるようにします。

全室源泉かけ流し
客室は定員2人向け、4人向け、6人向けの3タイプを用意します。面積は最もコンパクトなタイプでも約45平方メートルを確保し、4人向けは約70平方メートル、6人向けは約110平方メートルとなります。
4人向けと6人向けの客室には複数のベッドルームを配置し、リビングルームを中心としたレイアウトとすることで、家族旅行やグループ旅行でも快適に滞在できるようにします。また、全客室に簡易キッチンを備え、連泊や長期滞在にも対応します。
敷地内で湧出する温泉を各客室へ引き込み、全室で源泉かけ流しの湯を楽しめるようにします。さらに一部の客室には半露天風呂も設置し、強羅の自然を感じながら入浴できる環境を整えます。

敷地内には散策路も
受付棟には囲炉裏を備えたロビーを設けます。到着時にはウェルカムドリンクを提供し、朝は朝食会場として利用するほか、夜はバーラウンジとして営業する計画です。
また、強羅特有の高低差を生かした「見晴らしテラス」も整備し、敷地内の森や周辺の景観を一望できるようにします。敷地内には散策路も設け、宿泊客は自然の中を散歩しながら滞在を楽しめます。
贅沢な施設
隣接する「箱根 ゆとわ」との連携も想定しており、宿泊客は同施設の飲食施設などを利用できるようにする予定です。運営は小田急リゾーツが担当します。
箱根では高級旅館やリゾートホテルの開発が相次いでいますが、全室をすべて独立型ヴィラとし、源泉かけ流し温泉を楽しめる施設は珍しく、かなり贅沢な宿です。開業予定は2028年春です。






















