JR山口線を走る観光列車「SLやまぐち号」の10~12月の運転計画が発表されました。長らく修理が続いていたC57形蒸気機関車が、6年ぶりに牽引機として復活する見込みです。『貴婦人』の愛称で親しまれる名機の再登場は、鉄道ファンの注目を集めそうです。
秋の運転計画を発表
C57形蒸気機関車は1937年3月に製造され、優美な外観から『貴婦人』の愛称で親しまれてきました。全国各地で蒸気機関車が引退していくなか、1979年からはJR山口線の観光列車「SLやまぐち号」の牽引機として活躍しています。
しかし、2020年の運行中に故障が発生し、自力走行ができない状態となりました。その後、5年以上にわたり大規模な修理と点検が続けられています。
その6年ぶり復活が、ようやく実現しそうです。JR西日本は、2026年秋にC57形での「SLやまぐち号」の運転を再開する方針を明らかにしていましたが、その運転計画が発表されました。
運転期間は10月3日から12月20日までで、土日祝日を中心に1日1往復、計24日間の運行が予定されています。

デスティネーションキャンペーンにあわせ
JR西日本は、現時点のプレスリリースやウェブサイトの運転計画で、C57形での牽引は明記していません。ただ、これまでの発表や報道対応などで、2026年秋に運転再開する見通しであることを明らかにしています。
現時点で運転計画に明記していないのは、まだ復帰時期を正式に告知する段階ではないと、慎重に判断しているためでしょう。
10月には山口県で「山口デスティネーションキャンペーン」の開催が予定されており、問題がなければ、それにあわせてC57形での運転が再開されるとみられます。実現すれば、2020年以来6年ぶりの復帰となります。
夏まではD51が担当
現在の「SLやまぐち号」は、D51形蒸気機関車が牽引を担当しており、2026年5月2日から夏季運転が行われています。
夏の運転は8月末で終了し、9月は全便運休となる予定です。その後、10月3日からC57形にバトンタッチされることになります。
1937年生まれのC57形は、来年で製造90周年を迎えます。6年ぶりの復活を果たした『90歳の貴婦人』が、秋の山口路を再び駆け抜ける姿は、大きな注目を集めそうです。(鎌倉淳)






















