東京ディズニーリゾートの新アトラクション計画まとめ2015年版。ディズニーランドに「ふしぎの国のアリス」と「美女と野獣」、ディズニーシーに「アナと雪の女王」

東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが、テーマパークの開発構想の途中経過を発表しました。それによりますと、東京ディズニーランドに「ふしぎの国のアリス」と「美女と野獣」のエリアができ、東京ディズニーシーに「アナと雪の女王」などをテーマにした新エリアができます。

東京ディズニーリゾートの開発計画は、内容が逐次発表でややわかりにくいので、ここでわかっていることをまとめてみました。

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「スティッチ・エンカウンター」は2015年7月オープン

まず、東京ディズニーランドでは、新アトラクションとして「スティッチ・エンカウンター」が、2015年7月17日にオープンします。映画「リロ&スティッチ」を題材にしたシアタータイプの新規アトラクションで、スクリーンに映されたスティッチとリアルタイムな「交信」が体験できます。

スティッチ・エンカウンター香港ディズニーランド・リゾート®のアトラクション「スティッチ・エンカウンター」©Disney

【アトラクション概要】
導入場所:トゥモローランド
アトラクション形式:シアタータイプ
所要時間:約 12 分
定員:160 名
総投資額:約 20 億円(予定)

「エレクトリカルパレード」も7月に刷新

また、「東京ディズニーランド・エレクトリカルパレード・ドリームライツ」は2015年7月9日より、リニューアル。今回のリニューアルでは、ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」のラプンツェルやフリン・ライダーを乗せたフロートが新たに登場します。また、ピーターパンの海賊船など7台のフロートも新しくなり、LEDを採用したこれまで以上に鮮やかなパレードが繰り広げられます。

エレクトリカルパレード写真は現在の「ピーターパンの海賊船」フロート©Disney

【パレード概要】
公演時間:約45 分
公演回数:1 日1 回
投資額:約20 億円(予定)

「ジュニア・ウッドチャック」は2016年に完成

2016年秋~冬には、ウエスタンランドに新施設が登場します。ディズニーのコミックや短編アニメ映画となった「ジュニア・ウッドチャック」シリーズの世界をテーマにした、新キャラクターグリーティング施設(ディズニーキャラクターに会える施設)と新レストランです。

「ジュニア・ウッドチャック「ジュニア・ウッドチャック」キャラクターグリーティング施設©Disney

アメリカの川沿いの昔懐かしい自然を背景に繰り広げられる、ディズニーのクラシックストーリーの世界に浸ることができるそうです。新レストランは「ラッキーナゲット・カフェ」をリニューアルして設置します。そのため「ラッキーナゲット・カフェ」は、2015年秋をもってクローズします。

「ジュニア・ウッドチャック「ジュニア・ウッドチャック」レストラン施設©Disney

【アトラクション・レストラン概要】
導入時期:2016 年秋~冬
総投資額:約 30 億円(2 施設合計の予定額)

「ふしぎの国のアリス」と「美女と野獣」は2017年以降

そして、今回新発表となったのが、「ふしぎの国のアリス」と「美女と野獣」。東京ディズニーランドでは、2017年度以降に「ファンタジーランドの再開発」が実施され、その面積が約2倍に拡張されます。といっても、現在の場所で面積を広げるのではなく、「ファンタジーランド」は複数のエリアに分かれ、一部が「ふしぎの国のアリス」と「美女の野獣」のエリアになります。
東京ディズニーランド「ファンタジーランドの再開発」
東京ディズニーランド「ファンタジーランドの再開発」(イメージ)©Disney

詳細は明らかになっていませんが、オリエンタルランドが公表しているイメージ画像などから、「ふしぎの国のアリス」エリアは、現在の「イッツ・ア・スモールワールド」の跡地にできるようです。「イッツ・ア・スモールワールド」が廃止になるのか、移転されるのかは現時点で公式発表はありません。

ふしぎの国のアリス「ふしぎの国のアリス」をテーマにしたエリア©Disney

美女と野獣「美女と野獣」をテーマとしたエリア©Disney

グランドサーキット・レースウェイは廃止か

一方、「美女と野獣」エリアは、「グランドサーキット・レースウェイ」の跡地にできるようです。「グランドサーキット・レースウェイ」は、東京ディズニーランドオープン当初からある人気アトラクションの一つですが、廃止になるとみられます。

このほかにも廃止になるアトラクションはいくつかありそうです。たとえば、上記のイメージ画像には「トゥモローランド・テラス」「スタージェット」もなく、これらも廃止になりそうです。懐かしみたい方は早めに乗り収めをしておきましょう。

「ミスティックリズム」に後継ミュージカル

次に、東京ディズニーシーです。東京ディズニーシーでは、2015年3月1日より、メディテレーニアンハーバーの新鑑賞エリアがオープン。4月24日には、「マーメードラグーンシアター」をリニューアルした「キング・トリトンのコンサート」もスタートしました。

次に予定されているのはロストリバーデルタにある「ハンガー・ステージ」での新ミュージカルショーです。これまで「ハンガーステージ」で公演されてきたミュージカルショー「ミスティックリズム」が2015 年 4 月 5 日に終了し、その後継となるミュージカルが2016年春~夏にスタート予定です。

影の世界に迷い込んだ主人公の少女が成長していく姿を、映像と音楽、エネルギッシュなパフォーマンスで表現する、まったく新しいミュージカルショーだそうです。

ハンガーステージイメージ「ハンガー・ステージ」での新ミュージカルショー©Disney

【ミュージカル概要】
導入時期:2016 年春~夏
公演時間:約 25 分予定
総投資額:未定

「アナと雪の女王」の「北欧エリア」を新設

東京ディズニーシーで気になるのは、なんといっても「新テーマポート」。ロストリバーデルタの南側の拡張用エリアに、8つ目の「新テーマポート」が設置されることはすでに明らかになっていました。

今回、この新テーマポートの全体テーマが「北欧」となり、その一部のエリアをディズニー映画「アナと雪の女王」の世界をテーマとすることが発表されました。この詳細も明らかではありませんが、「アナ雪」関連のアトラクションが登場するとみられます。

北欧エリア「北欧」をテーマとした新テーマポート©Disney

新テーマポート(北欧エリア)は、ロストリバーデルタの南側に位置します。入口正面から見ると、左の一番奥に作られます。ポートディスカバリーとも水路を挟んで隣接し、橋でつなぐようです。

規模は現在のアラビアンコーストとほぼ同じで、東京ディズニーリゾートオリジナルのアトラクションやレストランなどが導入される予定です。

これから少しずつ明らかに

ここまで、東京ディズニーリゾートの開発計画のうち、現時点でわかっている内容をまとめてみました。ただ、まだ未発表の計画も多数あるとみられます。特に、ディズニーシーの「北欧エリア」については、「アナ雪」関連、ということ以外ほとんど何も発表されていませんので、これから少しずつ明らかにされていくのでしょう。

下記は、オリエンタルランド2015年度決算説明会資料に掲載されていた新規プロジェクトの計画です。

TDR新規プロジェクト

現時点で発表されているのはここまでです。将来計画をあまり発表しすぎると、「行き控え」が起こりやすい、などの事情もありそうで、オリエンタルランドにとっては好ましくありません。そのため、これからも情報は小出しに出されていくことになりそうです。楽しみにじっくり待ちましょう。

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