福岡市地下鉄七隈線の6両編成化のスケジュールが具体的になってきました。現在の4両編成に中間車2両を追加し、2030年度から順次運行します。駅ホームや橋本車両基地も改修し、概算事業費は約360億円。現時点でわかっている内容をまとめました。
2030年度から6両編成
福岡市交通局は2026年9月9日、市議会生活環境委員会で「七隈線6両編成化に関する検討状況について」を報告しました。
七隈線は現在、橋本~博多間を4両編成で運行しています。2027年度から6両化事業に着手し、2030年度から6両編成を順次運行します。
6両化の背景にあるのが、利用者の増加です。七隈線は2023年3月に天神南~博多間が延伸開業し、利用者が大きく増えました。とくに通勤・通学時間帯の混雑が課題となっています。
2025年度の1日平均輸送人員は、決算見込みで15.6万人です。「福岡市地下鉄長期ビジョン」で見込んでいた14.9万人を約7,000人上回っています。今後も利用者の増加が見込まれることから、輸送力を高めるため6両化を進めます。

21編成から25編成へ増備
七隈線は現在、4両編成を21編成保有しています。
まず、2026年度と2027年度にそれぞれ2編成を増備し、2027年度までに4両編成25編成体制とします。そのうえで、2030年度から各編成に中間車2両を追加し、順次6両化していきます。
テレビ西日本(TNC)によると、6両化は2030年度から年間最大8編成のペースで進め、2034年度までに25編成すべてを6両編成とする計画です。

ホーム端部を旅客用に改修
6両化にあわせて、駅施設も改修します。
七隈線では、ホーム端部を現在バックヤードとして使用しています。この部分の床や壁、天井、柱などの建築を仕上げ、旅客用ホームとして整備します。あわせてホームドアも新設します。

橋本車両基地でも、留置線を2両分延長します。6両化にあわせて、駅と車両基地も6両編成に対応させます。

6両編成化の概算事業費は約360億円です。
内訳は、車両が約200億円、駅施設・車両基地が約160億円となっています。
増発も実施
6両編成の運行開始までは、車両増備と増発による混雑対策を進めます。
朝7~9時台では、博多延伸後の2023年8月に2本、2024年3月に3本を増発しました。さらに、現在製作中の車両を投入し、2026年秋と2027年春にも増発する予定です。
まとめると、七隈線では2027年度までに25編成体制を整え、増発を進めます。その後、2030年度から6両編成を順次投入し、2034年度までに全25編成を6両化する計画です。






















