2019年3月16日のJR線ダイヤ改正で、中央線特急「あずさ」「かいじ」などで新たな着席サービスが導入されます。同時に「あずさ回数券」「中央線料金回数券」が廃止され、「えきねっとチケットレスサービス」を開始。期間限定で特急料金が300円割引になります。
新たな着席サービス
JR東日本は、2019年3月16日のダイヤ改正で、中央線特急「あずさ」「かいじ」「富士回遊」「はちおうじ」「おうめ」の各列車で、新たな着席サービスを導入します。
新たな着席サービスでは、自由席と指定席の区分を廃止し、「指定券」を持っていればその座席に座れ、「座席未指定券」を持っていれば空席に座ることができる、というルールになります。事実上の全車指定席です。
えきねっとチケットレスサービスを開始
この新サービス開始にあわせて、JR東日本では、「えきねっとチケットレスサービス」を導入します。えきねっとチケットレスサービスは、スマートフォンなどから特急の座席指定券を購入し、紙の特急券を使わずに乗車するという仕組みです。
JR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」で特急券を購入し、SuicaやモバイルSuicaで「あずさ」や「かいじ」などに乗車。指定された座席に座れば、車内改札などはありません。
チケットレスサービスで特急券を購入した場合、「えきねっとチケットレス割引」により、特急券が100円割引(小人50円割引)になります。
6月末まで300円割引
JR東日本では、『中央線特急「えきねっとチケットレスサービス」導入記念キャンペーン』として、期間限定で割引額を300円(小人150円)に拡大。50kmまでの短距離なら、450円で特急の指定席に乗車できます。料金表は以下の通りです。
キャンペーン期間は2019年6月30日(日)までの申込・変更操作分。対象列車は、「あずさ」「かいじ」「富士回遊」「はちおうじ」「おうめ」です。
「あずさ回数券」は廃止
新たな着席サービスの導入にあわせて、中央線特急の割引きっぷが整理され、「あずさ回数券」「中央線料金回数券」が廃止となります。今後、首都圏エリアの中央線特急で残る割引は「えきねっとトクだ値」と「えきねっとチケットレス割引」が主になります。
「えきねっとトクだ値」は座席数限定ですが、「えきねっとチケットレス割引」は、全ての座席に対し割引が適用されます。その点で、今後は貴重な存在になりそうです。
「中央ライナー」もなくなり
ダイヤ改正により、「中央ライナー」や「青梅ライナー」が廃止されますので、通勤でこれらの列車を利用してきた方で、今後も着席サービスを求める方は、特急を利用することになります。
そういう方々にとっても、、「えきねっとチケットレス割引」は価値がありそうです。3月16日のダイヤ改正前に「えきねっと」に登録し、キャンペーン期間中に利用してみるといいでしょう。
JR東日本「えきねっと」