オリエンタルエアブリッジが五島福江~天草にチャーター便を運航へ。「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の世界遺産化を後押し

地域航空会社のオリエンタルエアブリッジ(ORC)が、五島福江ー天草間でチャーター便を運航します。期間は2013年3月から9月にかけて、月に1、2便。最大で9便が計画されています。ツアーの主催はJTBで、東京発の周遊ツアーで利用されます。初回は2013年3月7日で、このフライトは旅行会社の担当者の研修ツアーとしての運航となります。

JTBのツアーは「五島列島と長崎・天草 4日間~世界遺産候補地長崎の教会群とキリスト教関連遺産の地を訪ねて」として2月1日から販売されています。世界遺産の国内候補の「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」にあたる教会群を巡るツアーで、五島列島、天草地方を周遊観光ツアーです。3,4,5,8月が1回、5,9月は2回の催行が予定されています。

堂崎教会
福江島・堂崎教会

これらの教会群は五島列島と天草間に数多くありますが、両エリアの往来は不便で、飛行機の直行便もありません。ここにチャーター便を設けることで、「世界遺産候補」の観光流動がスムーズになります。

チャーター便のスケジュールは五島福江空港発が午後2時10分、天草空港着が午後2時45分のスケジュールで、機材は39人乗りのDHC-8-200です。

片道運航なのは残念ですが、両エリアの新しい観光ルートとして開発されることを願いたいものです。

「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」は、日本に数ある世界遺産候補のなかでも質が高く、有力候補です。ただ、交通が不便なのは事実で、こうした新しい交通機関はもっと開発されていいのではないでしょうか。

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