ジェットスター・ジャパンの欠航続く。補償はされるも「LCCのリスク」がまたも表面化。

ジェットスター・ジャパンの欠航が続いています。同社では2月9日、那覇発成田行きのA320型機に離陸時のエンジントラブルが発生しました。同機は離陸を中止し、欠航。トラブルは重症で、エンジン交換となりました。ただ、エンジン交換はすぐにできることではなく、代替機も足りないため、この機材を使う予定だった路線で欠航が続いています。また、同型のエアバスA320型機のエンジン整備を実施しており、それによる欠航も発生しています。

欠航は9日に3便、10日に3便、11日に5便、12日に4便、13日に2便、14日に5便で、故障機の修理が終わるまではしばらく欠航が続きそうです。ジェットスターのウェブサイトを見ると、15日以降も一部の便で予約不能になっています。

ジェットスター

故障機は現在那覇に留め置かれている模様で、エンジンという重要部品の交換となると、手配にかなりの時間を要するものと思われます。

離陸時に故障した便に乗っていた利用者に対しては、ジェットスターによって宿泊の手配などが行われたようです。ただ、他社振替はありません。また、その後の欠航便搭乗予定者に対しては払戻やバウチャー発給などの措置がとられたようです。

これらの措置を見る限り、LCCとしては手厚い補償をしたといえるでしょう。ただ、1機の故障でこれだけの欠航が続くとなると、LCCを利用するリスクも再認識せざるをえません。とくに今回は3連休が絡んだ欠航となっただけに、別会社の飛行機を自力で手配しようにも満席で、那覇からなかなか帰れなかった人もいたことでしょう。LCCを利用する際は、当日はもちろん、翌日にも重要な予定を入れないようにしておきたいものです。

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