JR各社から2017年ゴールデンウィークの列車利用状況が発表されました。今年は日並びも良く、多くの路線で前年度に比べ利用者を増やしています。詳細をランキング形式で見ていきましょう。まずは、新幹線からです。
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新幹線利用者数ランキング2017年大型連休版
- 東海道新幹線(新横浜~小田原)337.1万人(111%)
- 山陽新幹線(新大阪~西明石)157.0万人(111%)
- 山陽新幹線(岡山~広島)117.2万人(113%)
- 上越新幹線(大宮~高崎)111.2万人(107%)
- 東北新幹線(那須塩原~郡山)107.6万人(107%)
- 山陽新幹線(広島~新山口)79.5万人(116%)
- 山陽新幹線(新山口~小倉)71.7万人(117%)
- 山陽新幹線(小倉~博多)64.9万人(117%)
- 北陸新幹線(高崎~軽井沢)59.0万人(104%)
- 東北新幹線(古川~北上)51.4万人(110%)
- 九州新幹線(博多~熊本)32.3万人(133%)
- 北陸新幹線(上越妙高~糸魚川)29.7万人(101%)
- 上越新幹線(越後湯沢~長岡)28.4万人(106%)
- 東北新幹線(盛岡~八戸)24.4万人(109%)
- 九州新幹線(熊本~鹿児島中央)16.6万人(187%)
- 山形新幹線(福島~米沢)11.1万人(105%)
- 北海道新幹線(新青森~新函館北斗)8.6万人(86%)
- 秋田新幹線(盛岡~田沢湖)8.1万人(117%)
- 山形新幹線(山形~新庄)3.1万人(104%)
上記のランキングは、JR各社から広報発表された数字をまとめたものです。JR各社によって、区間選定の基準などがばらばらであることをご承知おきください。
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九州新幹線が大幅増
さて、今年のゴールデンウィークの調査対象日は4月28日~5月7日の10日間。日並びが良く後半5連休となったので、国内旅行者が増えたようです。
最も伸び率が大きかったのが九州新幹線です。熊本地震による利用者減の反動もあり、大きく利用者を増やしました。つられたのか、山陽新幹線の小倉~博多間も17%増と跳ねています。
一方、利用者数を減らしたのが北海道新幹線。前年比14%減と落ち込みました。開業ブームが一段落、というところでしょうか。
北陸新幹線と上越新幹線の比較
北陸新幹線の開業ブームも落ち着いて、上越新幹線との対比も興味深いところ。大宮~高崎間が約111万人で、高崎~軽井沢間が約59万人。高崎駅の1日平均乗車人員が約1万4000人ですから、勘案すると高崎~越後湯沢の利用者数は35万人前後とみられます。
上越妙高~糸魚川間が29.7万人、越後湯沢~長岡間が28.4万人ですので、上越妙高以西と、越後湯沢以北が、ほぼ同じ利用者数です。北陸新幹線の敦賀延伸までは、当分このくらいの利用者数で定着しそうです。(鎌倉淳)
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