JRバスが東京駅~成田空港でTHEアクセス成田と共同運行へ。12月16日運行開始、八重洲南口~成田空港が1,000円!

JRバス関東が銀座・東京駅~成田空港への新路線を開設し、ビィー・トランセホールディングスの運行する「THEアクセス成田」と共同運行することが発表されました。

当サイトでは「JRバスが成田空港の格安バスに参入へ」で既報ですが、運行開始は、その記事で予測していたよりも早く、2014年12月16日となりました。名称はビィー・トランセは「THEアクセス成田」を継続使用するようですが、JRバスは「東京駅~成田空港線」としています。価格は現行の1,000円が維持されます。

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JR八重洲南口に専用乗り場を設定

東京駅のJRバス八重洲南口高速バス乗り場には、7番に専用バス停が新設されます。THEアクセス成田が現在使用している東京駅前バス乗り場から移転となりますが、銀座駅からの運行は継続されます。成田空港側ではビィー・トランセのバス停がそのまま利用されます。

使用するバスは、現在のTHEアクセス成田の車両と、新たに投入されるジェイアールバス関東の車両で、現状のシートピッチやトイレ設備は維持されます。現在、THEアクセス成田は1日61便運行していますが、これが1日78便に増便されます。現在の日中30分間隔が上りは20分間隔になります。運行会社はジェーアールバス関東と、ビィー・トランセグループの平和交通、あすか交通の3社になります。

THEアクセス成田

知名度と利便性でTHEアクセス成田が形勢逆転か

東京駅~成田空港間の格安高速バスには、「THEアクセス成田」のほかに京成バスの「東京シャトル」が運行しています。これまでは、東京シャトルが知名度と成田空港カウンターでの販売力を活かして優勢に思われましたが、THEアクセス成田がJRバスとの共同運行に踏み切ったことで、形勢は一気に逆転するかもしれません。

JRバスの知名度は京成バスに勝りますし、JRバス八重洲南口バス乗り場は、改札口から徒歩1分という絶好の立地にあり、鉄道各線からの乗り換えが便利です。東京駅に窓口を持ち、各地のみどりの窓口でも購入できるJRバスの販売力も強力です。一方、成田空港到着ロビーでは、東京シャトルのほうがこれからも目立つでしょう。

「JR対京成」の成田空港アクセス競争が、鉄道に続いて格安バスでも展開されるわけです。利用者にとってもメリットが大きい競争になることでしょう。

JR時刻表 2014年12月

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