東急バス最長路線「東京駅~等々力」、運行区間短縮へ。乗継割引を新設

東京駅乗り入れは維持

東急バスが2021年11月1日にダイヤ改正を実施し、最長路線「東98」(東京駅前~等々力操車所)が、日中時間帯に運行区間を短縮します。東急名物の最長路線バスが全線を走るのは、朝夕夜のみとなります。

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東京駅乗り入れは維持

東急バスは2021年11月1日に「東98」系統の運行時間帯を変更すると発表しました。東京駅南口~等々力操車所間を通しで運行する時間帯を朝・夕・夜のみとし、日中時間帯は東京駅南口~清水間に短縮します。

あわせて、「等21」系統を新設し、等々力小学校~等々力操車所間を循環運転します。

「東98」系統は日中時間帯の運転を清水以東としますが、東京駅乗り入れは維持します。

東急バス98系統短縮
画像:東急バスニュースリリース

乗継割引新設

「東98」の運転区間短縮にあわせて、ICカード(Suica、PASMOなど)利用時に限り、乗継割引を新設します。1乗車目から90分以内に清水または等々力小学校前で「東98」「等21」「黒02」「黒07」の4系統を乗り継ぐ場合に、2乗車目の運賃を引き去らないこととします。

これにより、「東98」系統で清水をまたがって乗車してきた利用者の運賃負担が増えないようにします。

東急バス乗継割引
画像:東急バスニュースリリース
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目黒営業所で打ち切り

「東98」の運行距離は約15kmで、東急バスの最長路線です。東京駅に乗り入れる貴重な民鉄系バスとしても知られています。そうした名物路線が、日中時間帯のみとはいえ、途中で打ち切りになってしまうことは残念です。

実際のところ、現状の「東98」は目黒駅前で乗客が大きく入れ替わることが多いようで、目黒駅以東から清水以西まで乗り通す利用者はあまりいなかったようです。清水は目黒営業所に隣接するバス停であることから、ここで運転を打ち切り、等々力エリアと系統を分けたのでしょう。

東急バス東京駅~等々力操車所

二子玉川~東京駅220円

「東98」は日中時間帯に約20分間隔で運行しています。目黒駅~等々力間では「黒02」が約10分間隔で運行しており、新設する「等21」循環系統と組み合わせることで、目黒駅から等々力エリアまで乗り通す利用者をカバーします。乗り換えの不便は生じるものの、乗継割引により運賃面の負担は生じません。

乗継割引新設による副産物として、二子玉川駅から東京駅まで220円で移動できることになります。目黒駅前~弦巻営業所を結ぶ「黒07」にも乗継割引が適用されるので、桜新町駅周辺エリアから東京駅までも220円です。「等98」の短縮にあわせて、田園都市線沿線に小さなメリットが生じることになります。

鉄道を使うと二子玉川~東京は400円ですので、半額に近い価格です。所要時間を気にしなければ、都内をのんびりバスで格安移動してみるのもよさそうです。(鎌倉淳)

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