宗谷バスと北都交通は、札幌~稚内「わっかない号」の夜行便を、2026年12月1日から2027年3月19日まで運休します。乗務員不足や冬季の道路事情などを踏まえた措置です。期間中、札幌~稚内間を夜間に移動できる定期公共交通がなくなります。
冬季は昼行5往復に
「わっかない号」は、札幌~稚内間を昼行5往復、夜行1往復で運行しています。
夜行便は札幌、稚内をそれぞれ23時に出発します。3月20日~11月30日は翌朝5時30分着、12月1日~3月19日は6時着で、冬季は所要時間を30分長く設定しています。
今回、2026年12月1日から2027年3月19日まで、この冬季夜行1往復を休止します。期間中は昼行5往復のみとなり、札幌発の最終は17時、稚内発は16時40分です。
宗谷バスと北都交通は、夜行便休止の理由として、乗務員不足や冬季の道路事情などを挙げています。2027年3月20日以降の運行については、決まり次第案内します。

2004年から通年運行
「わっかない号」の夜行便は2003年6月に期間限定で運行を開始しました。2004年12月から通年運行となり、2005年12月には年間を通じて23時発となりました。
それ以来、冬季も札幌~稚内間の夜行交通を担ってきました。今回、約3カ月半にわたって冬季の運行を休止することになります。
かつては夜行列車「利尻」
札幌~稚内間では、鉄道で古くから夜行列車が運行されていました。戦前には、札幌を経由する函館~稚内間の急行列車が夜間に走り、稚泊航路への連絡も担っていました。
戦後は1958年に札幌~稚内間の夜行準急「利尻」が登場しました。1966年に急行、2000年に特急となり、2006年に臨時列車化。2007年9月を最後に運転を終了しました。
「わっかない号」の夜行便は、鉄道の夜行列車がなくなった後、札幌~稚内間の夜行交通を担ってきました。今回の冬季休止により、12月1日から3月19日まで、両都市を夜間に直接結ぶ定期公共交通がなくなります。























