いすゞ自動車は、EV路線バス「エルガEV」を改良し、寒冷地仕様を新たに設定すると発表しました。これまで導入が限られていた北海道や東北などでも採用が進む可能性があり、旅行者がEV路線バスを利用する機会も広がりそうです。
寒冷地仕様を新設定
いすゞは2026年7月27日、路線バス「エルガ」シリーズの改良を発表しました。
このうち、EV路線バス「エルガEV」では、プレヒーターを採用した寒冷地仕様を新たに設定します。暖房性能が向上し、冬期の航続可能距離も改善しました。
あわせて、充電口を車体後部へ変更し、EV車両であることを示す専用ラベルも追加するなど、使い勝手や識別性も向上させました。
エルガEVは2024年に発売されたいすゞ初の量産EV路線バスです。今回が発売以来初の商品改良となります。

雪国への導入が進む可能性
電気バスは走行中にCO2を排出せず、騒音も少ないといった利点があり、全国の路線バス事業者で導入が進みつつあります。
一方で、冬季には暖房による電力消費が増えることや、低温環境でバッテリー性能が低下しやすいことから、寒冷地では導入が進みにくい面もありました。
今回、寒冷地仕様により低温対策がされたことで、北海道や東北といった北日本や、北陸など積雪地域での採用が広がる可能性があります。

低床フルフラットに
EV路線バスは、発進時の加速が滑らかで、エンジン音や振動が少ないのが特徴です。
また、エルガEVは、バッテリーパックを屋根上と車体後部の床下に配置したことで、最前部の乗降口から最後部の座席まで段差のない低床フルフラット構造になっています。荷物の多い旅行者には利用しやすいでしょう。
寒冷地でも観光地などで導入が進めば、旅行者にとっても快適な移動手段になりそうです。





















