関西空港→梅田の深夜バスを24時間化。ジェットスター香港便などに対応。梅田以外へのアクセス改善も期待!

関西空港から大阪市内に向かうバスが、2015年夏から24時間運行になります。新関西空港会社が発表しました。深夜に関空に到着する格安航空会社LCCに対応し、深夜帯の利用客のアクセスを円滑にする目的です。国内の主要空港でバスの本格的な24時間運行は初めてです。

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ジェットスター香港便などに対応

関西空港では、現在、ジェットスターの香港路線など深夜2時前後に到着する路線がありますが、その時間に運行する市内向け公共交通機関はありません。

関空から大阪市内への深夜早朝バスは、現在、梅田行きが23時45分発、0時45分発、1時45分発、5時発と続きます。新しいダイヤでは、梅田行きを午前0時から午前5時まで毎時0分発に変更します。0時から2時までは既存バスの出発時刻変更で対応し、新たに3時発と4時発のバスを新設します。

これにより、深夜にあった約3時間のバス空白時間帯を解消し、少なくとも1時間に1本は大阪・梅田に向かうバスを運行することになります。このほか、なんば行き0時30分発がありますが、こちらは変更はありません。

関西空港

エアロプラザ内にイスやシャワーを設置

また、2015年7月には、LCC用の第2ターミナルへ向かうバス乗り場などがある商業施設「エアロプラザ」内にイスを約200席設置し、仮眠や休憩できるスペースを提供します。シャワールームも新設します。

国際線到着ロビーの案内カウンターは、現在、午前6時30分から午後10時までの案内時間ですが、これも24時間化します。深夜に到着した外国人観光客に対応するためです。

梅田以外の客はどうするの?

と、大きな変化のように書きましたが、そもそも、諸外国の24時間空港では深夜バスはあたりまえです。ということで、関西空港も、ようやく国際水準の24時間空港へ姿を整え始めた、というところでしょうか。

でも、梅田に午前3時に着くとしても、梅田のホテルに泊まる人以外はどうするのでしょうか? たとえば、難波にもホテルはいっぱいありますし、新今宮あたりに泊まるバックパッカーも増えています。が、梅田から難波や新今宮へ歩くのは大変ですし、タクシーなら結構お金がかかります。

梅田行きの深夜バスの詳細なダイヤはまだ発表されていません。できるなら、途中、天王寺、新今宮から順番に難波、本町と立ち寄ってあげたら、より使いやすく親切だと思うのですが。

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