JAL、全路線6600円セールの「仮想待合室」とは? 3/31再実施の全詳細

再チャレンジ!

JALは3月27日、国内線全路線を片道6,600円で販売するタイムセールを改めて実施します。セール開始直前には、入場順を決める「仮想待合室」を開設。どのような仕組みなのでしょうか。

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システム環境が整う

JALは3月9日に、国内線全路線を片道6,600円で販売するセール「JALスマイルキャンペーン」を実施しました。ところが、開始直後からアクセスが集中してシステムがダウンしたため、中止となっていました。1時間に40万人のアクセスを想定していたところ、実際には100万人が訪れ、システムが耐えきれなかったことが原因です。

セール中止後、JALは原因を究明して再発防止策を検討。システム環境が整ったとして、3月31日に改めて国内線航空券タイムセールを実施すると発表しました。

アクセス集中を避けるため、まずは4月搭乗分のみ実施し、5、6月搭乗分には後日とします。4月搭乗分の予約期間は3月31日~4月1日の2日間です。

JAL6,600円セール
画像:JALウェブサイトより

 

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全路線の空席便が対象

改めて実施する「JALスマイルキャンペーン」は、国内線全路線を片道6,600円(こどもは4,950円)で販売します。羽田空港や伊丹空港などでは、空港の旅客施設使用料が別途かかります。

予約対象となる搭乗期間は、2023年4月22日~4月28日の7日間です。国内線全路線のうち、3月27日0時の時点で、100席以上の機材において10席以上、100席未満の機材において5席以上の空席がある便がタイムセールの対象となります。

販売座席は100席以上の機材は10席以上、100席未満の機材は5席以上を用意します。ただし、空席状況が変動した場合、タイムセール用の座席が少なくなる場合もあります。

予約・購入は、JALの空席照会の「プロモーション」からおこないます。

JALセール
画像:JALウェブサイトより

 

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「仮想待合室」を開設

セールの開始時刻は3月31日午前0時。今回のポイントは、セール開始直前の3月30日23時30分から、入場順を決める「仮想待合室」が開設されることです。

タイムセールの開始時刻より早くアクセスした場合に、3月30日23時30分頃になると、ページの更新やページ遷移時に仮想待合室準備画面へ遷移します。

仮想待合室で、タイムセールの開始時間前に抽選がおこなわれ、予約ページへ案内する順番が抽選で割り当てられます。待機中は、仮想待合室のページを閉じなければ、他のことをしていても問題はありません。ただし、順番案内後、一定時間(10分)を超えてアクセスがないと、順番が無効となります。

順番が来た場合、仮想待合室の画面にポップアップで案内開始画面が表示されます。メールでの通知を設定することも可能です。

タイムセールの開始時間以降に仮想待合室に入室した場合は、開始時間前の抽選で決まった順番に続いて、先着順での案内となります。

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購入チャンス大きく

ポイントは、3月30日23時30分~0時のあいだに、仮想待合室に入ること。そうすれば抽選で順番があたります。

開始時刻以降もサイトが混雑している場合は仮想待合室に誘導されますが、このときは先着順での案内です。

上述したように、JALのタイムセールは4月のほか、5月、6月にも実施予定です。一定の空席のある全便が対象ということで、購入チャンスは大きそう。

問題は、「仮想待合室」でどれだけ待つことになるかです。システムダウンするよりはマシとはいえ、あまりに長い時間を待たされると、前回とは違った形での不満が出るかもしれません。(鎌倉淳)

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