東海道・山陽新幹線の利用者が大幅減少。新型コロナウイルスが影響か

北陸新幹線は10%減少

JR東海とJR西日本が東海道・山陽新幹線の最新の利用状況を発表しました。2月に入り、大幅に利用者が減少しています。

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東日本大震災以来

JR東海は、2020年2月1日~19日の東海道新幹線の利用者数が前年同月比で8%減少したと発表しました。減少幅は、東日本大震災後の2011年5月(前年同月比8%減)以来の大きさです。東海道新幹線では、2011年3月の前年同月比20%減少が過去最大です。

内訳は、「のぞみ」「ひかり」がそれぞれ9%減。「こだま」は6%減。全体として8%減となりました。

在来線特急はさらに減少幅が大きく、前年同月比15%の大幅減少となっています。

JR東海月次利用状況
画像:JR東海月次利用状況

山陽新幹線は12%減

JR西日本は、2月1日~14日の山陽新幹線の利用者が前年同月比で12%減少となったと発表しました。北陸新幹線は10%の減少です。また、在来線特急は15%の大幅減です。

JR西日本月次利用状況
画像:JR西日本月次利用状況

JR東海の名古屋圏は1%減、JR西日本の近畿圏は3%減となりましたが、それほど大きな減少となっていません。

両社とも、新型コロナウイルスCOVID-19の感染拡大が影響しているとみられます。訪日外国人が減少し、日本人も旅行や出張を手控える動きが広がっていることがうかがえます。COVID-19の感染は広がる兆しを見せており、今後が心配です。(鎌倉淳)

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