「秋の乗り放題パス」でどこへ行こう? 2015年は10月の3連休に各駅停車で旅してみては?

「秋の乗り放題パス」の2015年の発売期間・利用期間・価格が発表されました。「秋の乗り放題パス」は、10月14日の「鉄道の日」にあわせて発売されるフリーきっぷで、全国のJR線の快速・普通列車などが連続する3日間乗り放題となります。

いわば、「秋の青春18きっぷ」ともいえる存在。2015年の利用期間は10月3~18日のうち連続する3日間です。10月の3連休も期間に入ります。

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ルールは青春18きっぷとほぼ同じ

「秋の乗り放題パス」の前身は「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」で、3日分をバラバラで使うことができました。現名称に変わったのは2012年で、そのときから3日連続利用のきっぷになっています。

「秋の乗り放題パス」の基本的なルールは、「青春18きっぷ」とほぼ同じです。JR線の快速・普通列車の普通車自由席、BRT(バス高速輸送システム)、JR西日本の宮島フェリーにが乗り放題になります。普通車指定席やグリーン車自由席は別途、座席指定券やグリーン券を購入すれば利用できます。

青函特例や青い森特例も青春18きっぷと同じ。2015年版からは北陸特例も青春18きっぷ同様に設定されています。価格は大人7,710円、こども3,850円です。

油津

子ども料金もあり

前述したように、2015年の利用期間は10月3日(土)~10月18日(日)のうち連続する 3 日間です。週末が3回あり、うち10月10日(土)~12日(月)は体育の日の3連休。3日連続のフリーきっぷを使うにはもってこいです。

秋の乗り放題パスは青春18きっぷほどの知名度はないので、利用者はそれほど多くありません。夏の青春18きっぷのピーク時期よりは快適に各駅停車の旅ができるでしょう。また、子ども料金が設定されているので、親子連れにも向いています。

北海道新幹線開業を2016年3月に控え、青函特例がなくなるかもしれませんので、北を目指すのもよし。あるいは南のローカル線をゆっくり乗りつぶすのも楽しそうです。

2015年秋の乗り放題パスの概要は、以下の通りです。

2015年秋の乗り放題パスの概要

発売期間
2015 年 9月 19 日(土)~2015年 10 月 16 日(金)

利用期間
2015 年 10 月 3日(土)~2015 年 10 月 18日(日)のうち連続する 3 日間

価格
おとな 7,710円 こども 3,850円

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