JR各社が2026年お盆の列車利用状況を発表しました。今年のお盆は熊本地震の影響が大きく、九州新幹線で利用者が大幅減となりました。本州を横断する台風もありましたが、こちらの影響は限定的でした。東海道・山陽新幹線は、万博の反動減を感じさせない堅調な利用状況となっています。
お盆の新幹線利用状況
JR各社は列車利用状況の統計を「年末年始」「ゴールデンウィーク」「お盆」の3期のみ発表しています。当サイトでは、JR各社が発表した統計をまとめて、各期ごとにランキングにしています。
今回は、「2026年お盆の新幹線利用者数ランキング」です。2026年8月7日~16日の10日間の統計です。
(配信先で表が崩れる場合は、こちらをご覧ください)
| 順位 | 路線名 | 区間 | 利用者数(万人) | 対前年比 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 東海道新幹線 | 新横浜~静岡 | 414.9 | 101% |
| 2 | 山陽新幹線 | 新大阪~西明石 | 192.9 | 100% |
| 3 | 東北新幹線 | 大宮~宇都宮 | 150.6 | 103% |
| 4 | 上越新幹線 | 大宮~高崎 | 140.6 | 104% |
| 5 | 東北新幹線 | 那須塩原~郡山 | 130.2 | 102% |
| 6 | 北陸新幹線 | 高崎~軽井沢 | 80.7 | 104% |
| 7 | 東北新幹線 | 古川~北上 | 64.3 | 101% |
| 8 | 北陸新幹線 | 上越妙高~糸魚川 | 41.5 | 106% |
| 9 | 上越新幹線 | 越後湯沢~長岡 | 35.3 | 103% |
| 10 | 東北新幹線 | 盛岡~八戸 | 32.0 | 103% |
| 11 | 九州新幹線 | 博多~熊本 | 22.7 | 60% |
| 12 | 山形新幹線 | 福島~米沢 | 12.4 | 121% |
| 13 | 秋田新幹線 | 盛岡~田沢湖 | 9.7 | 106% |
| 14 | 北海道新幹線 | 新青森~新函館北斗 | 9.2 | 102% |
| 15 | 西九州新幹線 | 武雄温泉~長崎 | 9.0 | 96% |
| 16 | 山形新幹線 | 山形~新庄 | 3.1 | 125% |
| 17 | 九州新幹線 | 熊本~鹿児島中央 | 1.5 | 8% |
上記のランキングは、JR各社から広報発表された内容をまとめたものです。JR各社によって、区間選定の基準などがばらばらであることをご承知おきください。
東日本で堅調
2025年のお盆は、11日の山の日が火曜日で、前半は飛び石連休となりました。7月28日に発生した熊本地震や、本州を東から西へ横断した台風15号の影響もあり、西日本で利用者数が伸び悩みました。いっぽう、東日本は堅調な利用状況でした。
対前年比でもっとも好調だったのは山形新幹線で、福島~米沢間が121%、山形~新庄間が125%です。ただ、これは前年に山形新幹線のE8系で連結器の故障が発生し、運行本数が絞られたことの反動です。
ついで秋田新幹線が106%と好調でしたが、これも前年は大雨による運休があったので、その反動も含んでいるようです。
そのほか、北陸新幹線(上越妙高~糸魚川)が106%、上越新幹線(大宮~高崎)が104%、東北新幹線(大宮~宇都宮)が103%と、北へ向かう新幹線が全般に堅調でした。
万博の反動を乗り越える
利用者数首位の東海道新幹線は、前年の大阪・関西万博の反動もあったとみられますが、それでも101%と前年比増となりました。これは特筆すべき点でしょう。お盆としての利用者数は過去最高を更新しています。
2位の山陽新幹線は、万博の反動に加え、7月28日に発生した熊本地震の影響も受けましたが、それでも100%と踏ん張りました。これも注目に値します。
全般に、東海道・山陽新幹線は堅調だったと言えます。
熊本地震の影響
その熊本地震が直撃した九州新幹線は、博多~熊本間が前年比60%にとどまりました。それでも、あれだけの大地震から1ヶ月も経っていないのに、利用者数が40%減にとどまったのは、健闘したといえるかもしれません。
熊本~鹿児島中央は前年比8%で、利用者数1.5万人は、全新幹線で最下位です。8月7日から水俣~鹿児島中央間で1日6往復運行しているだけの状態なので、数字が低いのはやむを得ません。
西九州新幹線も影響を受けたのか、前年比96%と伸び悩んでいます。九州は前年もお盆に豪雨が直撃したので、その反動増も見込まれたのですが、地震による影響のほうが大きかったようです。(鎌倉淳)



















