「北陸応援フリーきっぷ」の研究。「お先にトクだ値」の代わりにも使える!

「北陸おでかけ tabiwaパス」は980円に

JR東日本が「北陸応援フリーきっぷ」を発売します。能登半島地震で被害を受けた北陸地方の復興を観光面で支援します。

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往復込みで2万円

「北陸応援フリーきっぷ」は、北陸フリーエリア内で新幹線・特急の自由席が乗り放題で、さらに東京都区内と北陸エリアの往復新幹線も含まれているきっぷです。4日間有効で価格は2万円です。

利用期間は2月16日から3月15日。北陸新幹線敦賀開業前夜までの一ヶ月間です。利用前日まで購入できます。

フリーエリアは、北陸新幹線黒部宇奈月温泉~金沢間と、在来線はJR西日本と第三セクターの黒部~小浜間及びその支線です。下図の通りです。

北陸応援フリーきっぷ
画像:JR東日本

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「北陸応援フリーきっぷ」の概要

「北陸応援フリーきっぷ」の概要は以下の通りです。

■利用期間
2024年2月16日~ 3月15日

■発売期間
2024年2月15日~ 3月11日
※利用開始日の前日までの発売

■価格
大人20,000円 (小児の設定はなし)

■有効期間
連続する4日間

■効力
【往路】東京都区内から北陸フリーエリアまでは北陸新幹線(かがやき・はくたか)の普通車指定席が1回に限り利用できます。

【復路】北陸フリーエリアから東京都区内までは北陸新幹線(はくたか)の普通車自由席が1回に限り利用できます。

フリーエリア内では新幹線・特急列車、普通・快速列車の普通車自由席が乗り放題です。

■発売箇所
首都圏にあるJR東日本の主な駅の指定席券売機で発売

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会員限定きっぷより安く

4日間新幹線・特急に乗り放題、往復チケット付きといえば、「大人の休日倶楽部会員限定 北陸フリーきっぷ」と似ています。こちらは4日間22,410円ですので、「北陸応援フリーきっぷ」は、それより低価格です。

東京~金沢間の新幹線利用の価格が14,380円、東京~富山は12,960円ですので、金沢や富山を往復するだけで元が取れます。金沢で比較すれば、えきねっとトクだ値の12,760円より安く、お先にトクだ値の9,920円とほぼ同水準です。

そう考えると、金沢や富山へ用事がある人が、割引きっぷ代わりに購入しても割にあう価格水準です。JRとして、とにかく北陸に来てもらおう、という気持ちを込めたきっぷといえるでしょう。

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「北陸おでかけ tabiwaパス」は980円に

一方、JR西日本は、「北陸おでかけ tabiwaパス」を980円の特別価格で販売し、前日まで購入可能とします。

こちらは、アプリ「tabiwa by WESTER」でのみ利用できるチケットです。

北陸エリアのフリーエリアが、東は直江津まで、西は青堀までと広い一方で、普通・快速列車の自由席にしか乗車できません。ただし、追加料金を払えば在来線特急には乗車できます。

北陸応援tabiwaパス
画像:JR西日本

通常価格は大人2,450円、子ども980円で3日前までの発売のところ、2月16日~3月15日利用分に関しては、大人も子どもも980円で、前日まで発売します。

いずれも、北陸復興を応援するための特別企画です。応援の気持ちを持ちながら、びゅっと旅に出るのにおすすめです。(鎌倉淳)

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