ZIPAIR Tokyo(ジップエア トーキョー)が、成田〜ソウル(仁川)線の旅客便を2020年10月16日より運航を開始します。週2便で、ジップエアとしては初の旅客便です。
週2便で就航
ジップエアは、JALが100%出資するLCCで、国際線の中長距離路線に参入します。
当初は2020年5月14日に成田~バンコク(スワンナプーム)間に就航を予定していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け延期。6月に貨物便としてバンコク路線に就航していました。
ソウル(仁川)線は当初は旅客便として7月1日に開設を予定していましたが、こちらも延期。9月13日から貨物専用便として週5便を運航していました。
そして、ついに2020年10月16日に、旅客便が成田~仁川間を週2便で運航を開始します。
ジップエア成田~仁川線の時刻表(スケジュール)は以下の通りです。
ジップエア成田~仁川線時刻表
ZG41 成田09:15〜仁川11:50 火・金(10/13~26)
ZG41 成田08:40〜仁川11:15 火・金(10/27~)
ZG42 仁川13:30〜成田15:55 火・金(10/13~26)
ZG42 仁川12:40〜成田15:05 火・金(10/27~)
成田を午前9時前後に出発し、お昼ごろ仁川に到着。折り返して、夕方に成田に戻ります。日本人には使いやすいスケジュールでしょう。
機材は、ボーイング787-8型機で、フルフラットとなる「ZIP Full−Flat」18席と、普通席「Standard」272席の計290席です。日本のLCCとしては初の2クラスです。
運賃、手数料は?
11月26日までの片道運賃は、「ZIP Full-Flat」が30,000円~141,000円、「Standard」が8,000円~30,000円、6歳以下の「U6 Standard」が3,000円です。機内手荷物は7kgまで持ち込み可能で、受託手荷物や座席指定は有料です。
成田~仁川線の場合、受託手荷物は14kgまで3,000円、23kgまで4,000円、32kgまで5,000円となっています。
重さ | 料金 |
---|---|
14kgまで | 3,000円 |
23kgまで | 4,000円 |
32kgまで | 5,000円 |
事前座席指定は、最前列が1,500円、前方通路・窓側が800円、後方通路・窓側が500円、その他300円などとなっています。リクライニング制限のある座席は、通路側も窓側も100円です。機内食は1,100円~2,500円程度です。
座席の種類 | 料金 |
---|---|
非常口座席または最前列座席 | 1,500円 |
前方通路・窓側座席 | 800円 |
後方通路・窓側座席 | 500円 |
リクライニング不可座席 | 100円 |
その他の座席 | 300円 |
手荷物や座席指定はパッケージで予約可能で、事前座席指定のみの「Biz」、事前座席指定と受託手荷物、機内食がセットになった「Value」、事前座席指定、受託手荷物、機内食、アメニティがセットになった「Premium」の3つがあります。成田~仁川線では、「Biz」が2,200円、「Value」が4,600円、「Premium」が7,200円です。
事前座席指定と受託手荷物、機内食がセットになった「Value」(4,600円)を使えば、大手航空会社と変わりない感覚で利用できそうです。
空港使用料や諸税は別途必要です。ソウル線の成田発は3,660円です。払い戻し手数料は東京~ソウルで便出発前が5,000円、便出発後が10,000円となっています。
運賃、手数料は、奇をてらわない体系で、価格的にもオーソドックスなLCCプライスとなっています。
手荷物を預ける場合でも、座席指定などをしなければ、往復2万円台(諸税別)で予約するのも可能です。座席指定をしないと中間席になりそうですが、成田~仁川くらいの距離なら、十分耐えられるでしょう。