成田エクスプレスが7割減便。「前年比1%」受け、日中の全列車が運休へ

普通・快速列車は変更なし

「成田エクスプレス」が5月1日以降、日中の列車の運転を取りやめます。約7割の列車が運休することになります。

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8時~17時頃まで全面運休

JR東日本は、東京駅や新宿駅などと成田空港を結ぶ特急「成田エクスプレス」について、2020年5月1日以降、朝夕の一部列車を除き運転を取りやめると発表しました。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、利用者が極端に減っていることが理由です。

「成田エクスプレス」は、東京~成田空港間を1日27往復(54本)運転しています。運転を取りやめるのは、東京駅~成田空港駅間54本中37本で、約7割の列車が運休することになります。

成田エクスプレス

8時~17時頃まで全面運休

東京~成田空港間で運休するのは、下りが新宿07時27分発(東京07時55分発)の「9号」から、池袋17時03分発(東京17時33分発)の「45号」まで。上りは、成田空港09時15分発の「8号」から、成田空港16時45分発の「38号」までと、成田空港18時15分発の「44号」と同19時12分発の「48号」です。

おざっぱにいえば、8時~17時頃の時間帯で、「成田エクスプレス」が全面運休することになります。

成田エクスプレス運休時刻表
画像:JR東日本プレスリリース

上表の通り、一部列車では区間運転または区間運休が行われます。大船駅・横浜駅方面~東京駅間は34本中18本、池袋駅・新宿駅方面~東京駅間は52本中39本が運休となります。

これらの列車は、5月1日以降の運転を見合わせるほか、6月1日以降の指定席券販売を見合わせます。また、5月30、31日については、渋谷駅線路切換工事のため運転計画に大幅な変更が生じます。これに伴い、全ての「成田エクスプレス」の指定席発売を見合わせます。

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前年比1%

新型コロナウイルスの感染拡大による飛行機の運休で、「成田エクスプレス」の利用者は激減しています。JR東日本の調べでは、緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大されてから初めての週末となった4月18日と19日の2日間では、「成田エクスプレス」の利用者は前年同時期の1%と激減しました。

ゴールデンウィークの予約率も、総武本線特急全体で前年比14%と落ち込んでいます。こうした状況を受けて、JR東日本は「成田エクスプレス」の日中の全列車運休に踏み切りました。

JR成田空港駅を発着する快速・普通列車については変更はありません。また、京成スカイライナーも、現時点では運休の発表はありません。

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