九州新幹線の「フリーパス」と「ワンコインきっぷ」を発売。開業7周年で

お得感はそれほどでもないけれど

JR九州が全線開業7周年を記念して、割引きっぷを販売します。九州新幹線全線が乗り放題になる「九州新幹線フリーパス」と、隣駅まで500円で乗車できる「九州新幹線お隣ワンコインきっぷ」です。

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九州新幹線フリーパス

「九州新幹線フリーパス」は、2018年3月11日に限り、九州新幹線(博多~鹿児島中央間)の全区間で普通車自由席が乗り放題になるきっぷです。発売期間は、2018年2月11日から3月10日まで。利用日当日の購入はできません。

価格は大人10,000円(こども5,000円)です。指定席・グリーン席は利用できません。

発売箇所は、JR九州インター・ネット列車予約、JR九州主要駅、JR九州旅行支店、駅旅行センター、九州内の主要旅行会社です。

九州新幹線の博多〜鹿児島中央の自由席価格は9,930円ですので、片道乗車だけではギリギリ元がとれません。お得に利用するには、少なくとも2区間乗る必要があります。

九州新幹線

九州新幹線お隣ワンコインきっぷ

「九州新幹線お隣ワンコインきっぷ」は、九州新幹線の隣接駅間を、普通車自由席を利用する場合に、片道500円(大人・子供同額)で乗車できるものです。この価格は乗車券込みなので、当該区間を乗る場合は破格と言っていいでしょう。

発売箇所は、九州新幹線各駅の窓口などです。ただし、その駅を発着駅とする「九州新幹線お隣ワンコインきっぷ」だけしか発売されません。つまり、博多駅で熊本~新八代といった区間のワンコインきっぷを買うことはできません。インターネット販売はありません。

発売期間は、九州新幹線フリーパスと同様、2018年2月11日~3月10日です。利用期間は2018年3月11日のみです。利用日当日の購入はできません。

九州新幹線は12駅11区間なので、このきっぷを使えば、理屈のうえでは、5,500円で博多~鹿児島中央間を移動できることになります。

ただし、上記のように、発着駅のみの発売で、当日購入不可のため、5,500円で九州新幹線を全線乗車することは、事実上できないといっていいでしょう。

「開業7周年」という中途半端な区切りからか、2つのきっぷともに、それほどのお得感はありません。「お隣ワンコインきっぷ」は、当日購入可にすれば、おもしろいきっぷになったと思うのですが。(鎌倉淳)

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