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斑尾高原とタングラムへ「びゅう」で日帰りスキーに行ってみた。東京から北陸新幹線で2時間40分!【ゲレンデ・レビュー】

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長野県の飯山は、北陸新幹線開業によって、首都圏からのアクセスが劇的に改善したエリアです。その飯山エリアのスキー場の一つ、斑尾高原スキー場に、「びゅう」の日帰りツアーで行ってきました。隣接するタングラムスキーサーカスと合わせてのレビューです。

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9時すぎにはスキー場着

斑尾高原スキー場は、飯山駅からバスで30分。飯山駅での接続時間も含めて、東京駅~斑尾高原スキー場は2時間40~50分程度です。なんとか日帰りできる距離で、JR東日本「びゅう」の日帰りスキーツアーも設定されています。

「びゅう」JRで行く国内ツアー|えきねっと

2017年1月のある平日に、東京06時28分発の「はくたか551号」で出発し、08時18分飯山着。バスを乗り継いで、09時15分に斑尾高原ホテルに到着しました。天気予報は「晴れ」だったのですが、「雪」が降っています。

斑尾高原ホテル

誰もいない大広間で着替える

斑尾の「びゅう」日帰りツアーでは、斑尾高原ホテルのフロントでバウチャーをリフト券に引き替えることができます。ツアーに付いているのは斑尾高原スキー場のリフト1日券ですが、500円をフロントで追加で支払って、タングラムも滑れる「マウンテンパス1日券」に変えることができました。

日帰り客用の控室として大広間が用意されています。ちょっとレトロでいいですね。

斑尾高原ホテル

他に人がいなかったので、ここで着替えました。ロッカー付きの更衣室も別にあります。

荷物は大広間においたままにして、貴重品だけフロントに預けます。荷物の不安は少しだけありますが、ロッカー代がかからないのはいいですね。この日の日帰り客は数人だけで、「びゅう」の日帰りツアー利用者は、筆者のほかに壮年の男性一人でした。

ゲレンデに出たのは09時50分過ぎ。始発の新幹線で東京を出たら、10時には斑尾のゲレンデにいられるわけです。遠いと言えば遠いですが、昔を思えば近くなったなあ、と感じずにはいられません。

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パウダースノーの非圧雪

斑尾高原スキー場は、75ヘクタール31コースのスキー場です。隣接するタングラムスキーサーカスは75ヘクタール15コース。あわせると150ヘクタール46コースを擁する大規模スキー場です。

斑尾高原スキー場

斑尾・タングラムの売り物は非圧雪コースです。豊富な積雪量を武器に、「パウダースノー」をPRして、非圧雪斜面を増やしています。タングラムも同様で、どちらのスキー場も上級コースはほぼ圧雪されておらず、とく山頂エリアは非圧雪コースが主体です。

斑尾高原山頂

「ツリーランコース」も目玉

足慣らしの後、タングラムの山頂まで行ってみました。「キングスラローム」という、谷筋に落ちる斜面を降りてみます。「初級・中級滑走禁止」とありますが、ここまで来たらここを滑るほかありません。

タングラムスキーサーカス

手強い急斜面で、視界も悪く不安でしたが、非圧雪でもコブになっておらず、斜度がきついわりには転倒もせず滑りきることができました。

急斜面とはいえ幅広なので、天気が良ければ楽しそうです。とくにパウダー好きにはたまらないでしょう。

斑尾では「ツリーランコース」も最近の目玉にしています。スキー場の特色を鮮明にしようという施策でしょう。

ただ、残念ながら、滑っている人はほとんど見かけませんでした。筆者も一つだけ滑ってみましたが、好みが分かれるところかな、という印象です。

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基礎練習にも向いている

斑尾、タングラムのどちらも、中腹までの斜面は広く緩やかで、初級者の練習に適しています。この日も、学校団体が練習に励んでいました。

斑尾は「玄人向けゲレンデ」のイメージもありますが、初級レベルの練習にも向いている穴場ゲレンデともいえます。

タングラム

中級者にはおすすめしにくい

一方、このスキー場でもっとも割を食うのは中級者でしょう。クルージング向けの適度な斜度の圧雪コースに乏しいからです。

圧雪コースをメインで滑りたい人には、山頂に行ってもまともに滑れるコースがないので、中腹までの緩斜面をメインに滑ることになります。

しかし、標高差が400~500m程度のスキー場なので、中腹までの場合、さらに小さな標高差でしか回せません。となると、中級レベルではそれほど楽しめないのでは、と思います。

平日で客が少なかったからか、圧雪車によるコース整備もあまり行われていないようで、圧雪斜面はやや荒れ気味でいまひとつ。中級者にはちょっとおすすめしにくいゲレンデと感じました。

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コース場の案内看板が乏しい

気になったのは、コース上に案内看板が少ないこと。

斑尾もタングラムも、コース分岐の看板をあまり見かけないため、自分が行きたいと思う方向へ進めないこともありましたし、自分がいまどのコースを滑っているかがわからなくなりやすいです。

こんな感じで、二股に分かれているのにコース案内がない。どちらに行っても、最終的にはベースに着くので問題はないのですが、できれば改善してほしいところです。

斑尾

日本人の個人客が少ない

さて、斑尾も、タングラムも、実に空いていました。ゲレンデにいるのは、小中高校生の団体が多数です。数少ない一般客は、多くは外国人です。平日とはいえ、日本人の個人客の少なさに驚きました。

タングラムのメインレストラン「ZIGZAG」に入ってみると、8割方の座席が「団体席」に指定されていて、一般客向けに開放されているテーブルは十数脚しかありません。写真の右半分ですね。このスペースで事足りてしまうほど、個人客がいません。

ZIGZAG

学校団体と外国人がいなければ、日本のスキー場はどうなるのか、と心配になる状況です。最近は、ニセコ、八方尾根のように知名度の高いスキー場や、ガーラのように利便性に優れたスキー場は、平日でも混雑しています。それだけに、斑尾・タングラムの人の少なさには驚きました。

斑尾高原も知名度が高いほうだとは思うのですが、それでこの状況というのは、日本のスキー場は、まだまだ厳しそうです。

バスの接続時間をもっと短く

16時まで滑り、17時05分のバスで飯山駅へ向かいます。新幹線に乗り継いで、東京駅に到着したのは20時。3時間近くかかりました。

飯山駅でのバスと新幹線の接続時間が30分ほどあります。これをもう少し短くすれば、よりスムーズに往復できそうです。飯山駅とスキー場を結ぶバスのダイヤは改善点でしょう。

急行バスとコミュニティバスが5~15分間隔で続行運転していますが、この時間をずらすことで、飯山駅での接続を改善することは可能に思えます。

新幹線駅から近いスキー場は、やはり便利です。斑尾高原とタングラムは、もっと賑わっていいスキー場だと感じました。(鎌倉淳)

「びゅう」斑尾高原スキー場へのツアー|えきねっと


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