新駅名は「たけふ新」。福鉄・越前武生から改称、漢字候補がひらがなに

旧駅名と同じ読みに

福井鉄道が「越前武生」駅の新駅名を「たけふ新」駅に決めたと発表しました。先祖帰りの駅名ですが、漢字だった駅名候補をひらがなに開いています。

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JR武生駅に隣接

福井鉄道福武線の越前武生駅は、JR北陸線武生駅の北300mにある駅です。かつては「武生新」という駅名でしたが、2010年に現駅名に改称しました。

しかし、2023年度に開業予定の北陸新幹線の新駅の名称が「越前たけふ」に決定。同じ読みになってしまうことから、福井鉄道の駅名が変更されることになりました。

改称に当たり、福井鉄道は「福鉄たけふ」「福鉄えちぜん」「武生新」「菊花たけふ」「越前府中」の5つの候補を示し、10月から11月に利用者の投票を実施。選定会議を経て新駅名を「たけふ新」に決定しました。

駅名変更は2023年春を予定し、駅名標の変更など改称にかかる費用については越前市が支援する方針です。

越前武生駅

地元民向けの駅なのに

福井鉄道の越前武生駅は1924年に「武生新」駅として開業し、2010年に現駅名に改称しました。2023年に予定される2度目の改称で、読み方は先祖返りすることになります。

気になるのは、北陸新幹線の新駅名に続き、「武生」をひらがなに開いたことです。広域の乗客が利用する新幹線で読みやすさを優先するのは理解できるとして、漢字の「武生」駅(JR)に隣接し、地元利用者が主体の地方民鉄の駅でも、地名漢字の使用を避けました。「武生」がやや難読地名であることを、地元はそれだけ深刻に考えているのかもしれません。

ただ、今回は投票に際し5つの候補を示し、「武生」を漢字で表記した候補が「武生新」だけでした。その唯一の漢字駅名候補をひらがなに開いてしまうわけですから、「武生が漢字だから」という理由で投票した人には驚きでしょう。(鎌倉淳)

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