ラオス・中国鉄道の時刻表と価格。ヴィエンチャン・ルアンプラバンが2時間に

1日2往復の運行

ラオスと中国を結ぶ鉄道のラオス国内区間が12月3日に開通し、12月4日より旅客営業を開始します。時刻表や運賃を見てみましょう。

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12月4日営業開始

ラオス・中国鉄道のラオス区間は、首都ヴィエンチャンから古都・ルアンプラバンを経て中国国境のボーテンに至る約414kmです。ボーテンから中国国境を経て雲南省昆明まで鉄路がつながり、ヴィエンチャンから昆明までの総延長は1,022kmに達します。

ラオスの山岳地帯を貫く壮大な鉄道で、最高時速160km、定員720名の列車が走ります。ヴィエンチャン~ボーテンの所要時間は3時間半、ヴィエンチャン~昆明の所要時間は約10時間と見込まれています。

旅行者として気になるのは時刻表です。ラオス・中国鉄道のフェイスブックによりますと、12月4日に運行を開始するラオス国内の旅客列車時刻表は以下の通りです。

ラオス中国鉄道
画像:「Laos – China Railway Company Limited」facebookより

ラオス国内鉄道時刻表

▽ヴィエンチャン発
ヴィエンチャン08:00→ポンホーン08:33→ヴァンヴィエン09:04→ルアンプラバン10:01→ムアンサイ10:49、11:20ボーテン
ヴィエンチャン15:44→17:46ルアンプラバン

▽ヴィエンチャン着
ボーテン12:15→ムアンサイ12:49→ルアンプラバン13:39→15:19ヴィエンチャン
ルアンプラバン18:50→バンビエン19:44→ポンホーン20:15→20:46ヴィエンチャン

1日2往復の運転で、うち1往復がヴィエンチャン~ルアンプラバンの区間運転です。停車駅は、ヴィエンチャン、ポンホーン、ヴァンヴィエン、ルアンプラバン、ムアンサイ、ボーテンです。ラオス国内には10駅が設けられますが、当面は6駅の営業となります。

主要区間であるヴィエンチャン~ルアンプラバン間の約238kmが約2時間です。ヴィエンチャン~ボーテン間約414kmの全線は3時間20で、表定速度は約125km/hとなります。

国境をまたぐ中国への国際列車の運行については、現時点では発表がありません。

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ラオス・中国鉄道の運賃

導入された車両は中国製のCR200Jです。動力集中方式の車両で、中国国内では「復興号」という愛称で呼ばれています。7両編成で座席は2等級制。1等56席、2等662席、バリアフリー2席の計720席となっています。

ヴィエンチャン発の主要区間の運賃は以下の通りです。1キープは約0.01円なので、キープの100分の1が日本円と考えればわかりやすいでしょう。

▽電車1等車
ポンホーン 86,000キープ(48元)
ヴァンヴィエン 164,000キープ(91元)
ルアンプラバン 313,000キープ(174元)
ムアンサイ 443,000キープ(246元)
ボーテン 529,000キープ(294元)

▽電車2等車
ポンホーン 56,000キープ(31元)
ヴァンヴィエン 103,000キープ(57元)
ルアンプラバン 198,000キープ(110元)
ムアンサイ 279,000キープ(155元)
ボーテン 333,000キープ(185元)

▽普通列車(硬座)
ポンホーン 40,000キープ(22元)
ヴァンヴィエン 74,000キープ(41元)
ルアンプラバン 140,000キープ(78元)
ムアンサイ 198,000キープ(110元)
ボーテン 238,000キープ(132元)

12月4日に運転を開始するのは電車(CR200J)です。したがって、ヴィエンチャン~ルアンプラバン間が2等車で約2,000円となります。

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ルアンプラバン日帰りも

ラオス・中国鉄道については、政治的にはさまざまな批判がありますし、ラオス国民にとっては高価な乗り物です。それは承知のうえですが、当サイトは旅行サイトなので、旅行者の視点で見ていきます。

旅行者の視点では、ラオスは陸路移動が大変な国です。道路事情が悪いだけでなく、地域によっては治安も安定していないからです。

ラオス旅行の黄金ルートといえるヴィエンチャン~ルアンプラバンは道路で約310km。東京~名古屋程度の距離ですが、バスで約10時間かかります。事故が多いこともあり、移動に飛行機を使う旅行者も少なくありません。

それが鉄道開通により2時間に短縮され、安全に移動できるようになるわけです。その運賃が2,000円程度ならば、海外からの旅行者にとっては画期的と言えるでしょう。逆にいえば、ヴィエンチャン~ルアンプラバン間で飛行機を使う旅行者はほとんどいなくなるのではないでしょうか。

列車の運行の信頼性が高まれば、ヴィエンチャンに宿を取り、鉄道でルアンプラバンへ日帰り旅行することも可能になります。鉄道開通により、ラオスの旅のスタイルが大きく変わるかもしれません。(鎌倉淳)

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