ピーチ、関西~バンコク線の時刻表と価格。12月27日開設、A321LRで運航

日系LCC初路線

格安航空会社LCCのピーチ・アビエーションが、関西~バンコク線を2021年12月27日に開設します。時刻表と価格をご紹介しましょう。

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日系LCC初路線

ピーチは関西~バンコク(スワンナプーム)線を2022年12月27日に開設すると発表しました。1日1往復を通年運航します。

関西~バンコク間では、これまでにいくつかの外資系LCCが路線を開設してきましたが、日系LCCではピーチが初めてです。また、ピーチとしては、那覇~バンコク線(運休中)に次ぐバンコク路線です。

ピーチの関西~バンコク線の時刻表(スケジュール)は以下の通りです。

■ピーチ・関西~バンコク線時刻表
MM91 関西19:30→バンコク00:10(+1) 月火木金土日運航(水曜運休)
MM92 バンコク01:10→関西08:55 月火水金土日運航(木曜運休)
*関西発12/27、バンコク発12/28運航開始

ピーチ関西・バンコク線
画像:ピーチ・アビエーション
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関空夜発、午前着

関西を夜発で、バンコクに深夜着。バンコクは未明の出発で、関西到着は午前中。大阪市内で仕事が終わってから乗るにはやや早い時間で、到着してから会社に行くには遅い時間です。往復とも、日本人が旅行しやすい時間帯かというと、やや微妙でしょう。

一方、タイからの旅行者としては、深夜便で目的地に午前中に到着でき、夜便で深夜に帰国できるので、使い勝手は悪くありません。そう考えると、タイ人旅行者向けのスケジュールにも感じられます。

ピーチエアバスA321LR
画像:ピーチプレスリリース

エアバスA321LR

使用機材はエアバスA321LR。ピーチが2022年1月に導入した最新機材です。既存の主力機であるA320や新型のA320ceoに比べると航続距離が1000km以上長く、7400kmを飛ぶことができます。この航続距離を活かすことで、関西~バンコクの直行便が実現しました。

A321LRは中距離路線への投入を意識した機体のため、シートピッチはフルサービスキャリアと同等レベルの30~32インチ(約76~81cm)を確保しています。

ピーチエアバスA321LR
画像:ピーチプレスリリース

各座席に充電用USB端子を備え、機内デジタルサービスで動画コンテンツも楽しめます。快適性では大手航空会社と大きく変わりはないでしょう。

ピーチエアバスA321LR
画像:ピーチプレスリリース
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片道1万円台で

関西~バンコク間の「シンプルピーチ」の片道運賃は11,280円~59,880円です。現在確認した限りでは、年末年始は片道53,880円から予約できます。座席指定と預け荷物などの基本オプションを付けた「バリューピーチ」は7,800円増。「プライムピーチ」は13,650円増です。

海外旅行は「バリューピーチ」を使う人が多いでしょうから、それを前提にすれば、往復の最低料金は38,160円となります。支払手数料は別途必要です。

大手航空会社で燃油サーチャージが高騰し、航空券価格が高止まりするなか、この価格で予約できれば嬉しい限り。積極的に活用したいところです。(鎌倉淳)

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