「西なびグリーンパス」の詳細。JR西日本が乗り放題でグリーン車も利用可!

フルムーンよりお得?

JR西日本のグリーン車にも乗れる「西なびグリーンパス」が発売されます。50歳以上なら誰でも購入できる、シニア向け乗り放題きっぷです。

※4月12日に当面の販売見合わせが発表されました。

広告

3日間用と5日間用

JR西日本は、同社全線が乗り放題となり、グリーン車に最大8回乗車できる「西なびグリーンパス」を発売します。3日間用または5日間用があり、いずれも1名から利用可能。ゴールデンウィークにも設定があります。50歳以上なら誰でも購入できます。「おとなび」会員限定ではありません。

1人利用も可能で、ゴールデンウィークも設定があります。

西なびグリーンパス
画像:JR西日本プレスリリース

「西なびグリーンパス」の概要

「西なびグリーンパス」の概要は以下の通りです。

■発売期間
3日間用:2021年4月16日(金)~6月21日(月)
5日間用:2021年4月16日(金)~6月19日(土)
※購入は出発日1か月前から7日前まで。

■利用期間
2021年4月27日(火)~2021年6月30日(水)
※3日間用は6月28日(月)出発分まで、5日間用は6月26日(土)出発分まで発売。

■価格
◎1人利用時
・3日間用:30,000円
・5日間用:35,000円

◎2人以上利用時
・3日間用:25,000円
・5日間用:30,000円

■利用条件
50歳以上(利用開始時における満年齢が基準)限定発売。購入時には、50歳以上であることを証明できる公的証明書(運転免許証等)を提示する必要があります。利用者が複数の場合は、利用者全員分の公的証明書が必要です。

グリーン車指定席または普通車指定席が8回まで利用できます。座席の予約は、JR西日本・JR九州(福岡県・佐賀県内)管内の主な旅行会社とJR西日本の主な駅のみどりの窓口で取り扱います。1人から利用可能です。

■発売箇所
JR西日本・JR九州(福岡県・佐賀県内)管内の主な旅行会社でのみ発売。駅のみどりの窓口や「e5489」では発売しません。

■フリーエリア
「西なびグリーンパス」は、JR西日本全線と智頭急行線、JR西日本宮島フェリーが乗り放題です。

西なびグリーンパス
画像:JR西日本プレスリリース

IRいしかわ鉄道線の金沢~津幡間、あいの風とやま鉄道線の富山~高岡間は、JR西日本線へ通過利用する場合に限り利用できます。当該区間以外の区間を乗車した場合(当該区間内の両端の2駅を除く駅で下車した場合、当該区間を越えてIRいしかわ鉄道線またはあいの風とやま鉄道線に乗車した場合など)は、別に全乗車区間の運賃・料金が必要となります。

サンライズ出雲・瀬戸はノビノビ座席を含めて利用できません。「WEST EXPRESS銀河」は全設備を利用できません。

広告

座席指定の注意点

非常にお得なきっぷですが、座席指定に関してはルールがやや複雑です。

旅行会社で購入した際に、「指定席交付記録券」を渡されます。これを使って、JR西日本管内と福岡県・佐賀県内の主な旅行会社およびJR西日本の主な駅のみどりの窓口で座席指定できます。みどりの券売機プラスでは指定席交付はできません。

座席指定の変更については、使用開始前(最初の指定列車の出発時刻前)であれば、回数に制限なく、きっぷを購入した旅行会社店舗で変更できます。しかし、きっぷの使用開始後は、指定列車の変更はできません。

事前に予約を万全にして旅行したいところですが、そうすると旅の途中で指定席券の変更ができなくなるわけです。きっぷ受け取り後または使用開始後でも、未指定分に関しては追加予約が可能なので、出発後に予定変更を想定している場合は、予約回数を残しておく方がよさそうです。

一人旅か夫婦向け

「西なびグリーンパス」は、50歳以上限定で、1人用と複数人用で価格が違うという、特殊なフリーきっぷです。しかも、JR西日本管内と北部九州エリアの旅行会社でのみ発売で、駅での発売はありません。購入時には全員の公的証明書が必要ということもあり、一人旅または夫婦での旅行を主たるターゲットにしているようです。

価格的には、1人用で3日間30,000円、5日間35,000円ですので、5日間が圧倒的にお得です。とはいえ、5日間、JR西日本エリアのグリーン車ばかりを乗り回る50歳以上も少ないでしょうから、5日間用は温泉に滞在するといったまったりした利用方法を想定しているのでしょう。

新大阪~広島間の「のぞみ」グリーン車の価格が14,290円ですので、同区間を往復すればおおむね元が取れる価格設定です。関西エリアから「のぞみ」往復グリーン車で広島に至り、宮島や岩国あたりまでを2泊3日で回れば、しっかり元が取れそうです。

同時発売される「JR西日本 どこでもきっぷ」(3日間22,000円)に比べると、「西なび」3日間用は8,000円高いです。グリーン車はおおざっぱに100kmで1,000円程度の料金であることを考えると、全部で800km程度グリーン車に乗れば相応です。グリーン車がついていない列車も多いですし、グリーン車を狙って乗らなければ、そんなものかもしれません。

フルムーンと比べると

グリーン車乗り放題といえば、「フルムーン夫婦グリーンパス」があります。フルムーンは5日間で2人84,330円ですので、1人1日あたり8,433円。「西なびグリーンパス」の1日あたり価格は、それより安いです。1人でも利用でき、「のぞみ・みずほ」にも乗車できるというメリットもあります。

ただ、「フルムーン」は、グリーン車の利用回数に制限がありませんし、変更なども自在なので、夫婦の利用なら「フルムーン」の利便性に軍配が上がるかもしれません。

「西なびグリーンパス」の使い勝手が悪い点は、旅行会社でのみ発売ということでしょう。年齢確認のためは窓口で販売しなければならないため、閑古鳥が鳴いている旅行会社を活用する施策と思われますが、利用する側は少し不便かもしれません。

それでも、優雅なシニアなら、ゆったりと旅をするのにうってつけのきっぷです。一人でも、夫婦でも、静かにおでかけしてみてはいかがでしょうか。

広告
関連記事
前の記事「JR西日本 どこでもきっぷ」の詳細。全線乗り放題、GW、1人でも利用可能!
次の記事「JR西日本 関西どこでもきっぷ」の研究。お得に使いこなすには?