第三セクターのえちぜん鉄道は、2014年4月から福井駅と勝山駅を結ぶ特急電車「恐竜エクスプレス号」(仮称)を運行すると発表しました。所要時間は現行の各駅停車より10分短い43分。JRの特急「サンダーバード」などを使って関西や名古屋方面から勝山市にある福井県立恐竜博物館を訪れる観光客の利便性を高める狙いです。
「恐竜エクスプレス」は、土曜・日曜・祝日と、春休み・夏休みの期間に運行します。午前は福井発、午後は勝山発とし、運行頻度は1時間に1本。おもに特急「サンダーバード」との接続を考慮し、現行ダイヤの合間に増発します。車両は既存のものを使い、恐竜をイメージしてヘッドマークなど内外装にも工夫を凝らします。特急料金は不要。途中停車駅は福井口と永平寺口のみです。
最近は恐竜博物館の来場者数が増え、ピーク時には駐車場や周辺道路が渋滞し、入館券購入の行列ができることも増えています。えちぜん鉄道では恐竜博物館の入場券と乗車券との「セット券」を販売していて、スムーズに入館できることをメリットとしてPRしていきます。
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