「えきねっと」リニューアルで気になる点。コンビニ支払い対応、予約時決済でどう変わる?

操作性は改善されるのか

JR東日本のインターネット列車予約サービス「えきねっと」がリニューアルします。コンビニ支払い対応で予約時決済になるなど、新たなサービスが注目ですが、気になる点もあります。

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「JRE POINT」積算へ

「えきねっと」は、JR東日本のインターネット列車予約サービスで、全国のJR線のきっぷを予約、購入できます。JR東日本は、「えきねっと」のサービスを2021年夏ごろに一新すると発表しました。

新サービスでは、「えきねっと」できっぷを購入すると「JRE POINT」がたまります。これまでは「えきねっとポイント」がたまる仕組みでしたが、「JRE POINT」に集約されます。たまった「JRE POINT」は JR東日本の新幹線・特急列車に乗車できる「特典チケット」に交換したり、新幹線の座席のグリーン車、グランクラスへのアップグレードに利用できます。

ここでの注目点は、「JRE POINT」では、きっぷの購入額に応じたポイント付与になる、ということ。「えきねっとポイント」は、IC乗車で60ポイントなど、購入したきっぷの券種や受け取り方法ごとにポイント数が決まっていますが、今後はきっぷの購入額に応じてポイント付与となります。近距離の指定席券など、購入額によっては還元率が下がることになりそうです。

えきねっとリニューアル
画像:JR東日本プレスリリース

割引購入を拡充

新サービスでは、「えきねっと」で、大人の休日倶楽部割引、株主優待割引、往復割引を適用した予約・購入が可能となります。「新幹線eチケットサービス」も利用できます。

つまり、これらの割引でチケットレス乗車が可能になります。「えきねっと」購入時に大人の休日倶楽部会員番号や株主優待割引券番号などを入力し予約・購入します。

大人の休日倶楽部会員や、株主は便利になるでしょう。

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コンビニ支払いが可能に

サービス一新の目玉といえるのが、支払い方法の拡充でしょうか。これまではクレジットカードに限っていましたが、ウェルネット決済を導入し、コンビニエンスストアや金融機関(ATM、ネットバンキング)で支払えるようになります。

コンビニ支払いに対応することで、若年層などクレジットカードを持っていない人が、「えきねっと」を使えるようになります。

えきねっとリニューアル
画像:JR東日本プレスリリース

コンビニ、金融機関払いの場合は、予約完了後、支払いに必要な「お客さま番号」などが表示されます。その番号を使って、コンビニやATMで支払います。コンビニは現金のみ、銀行ATMは現金またはキャッシュカードによる支払いとなります。

きっぷの受け取り方法も選択肢が増えます。スマートフォン等の画面に表示されるQRコードにより、指定席券売機できっぷの発券・受け取りができるようになります。きっぷ受け取りがスムーズになりそうです。

えきねっとリニューアル
画像:JR東日本プレスリリース

予約時決済に

こうしたサービス開始にあわせて、決済のタイミングを、きっぷの受け取り時から予約時に変更します。

受け取り時決済は、他サービスでは見かけない珍しい方式でしたが、リニューアルを機に一般的な予約時決済に移行することになります。

予約時決済になることで、利便性が大きく低下することはなさそうですが、回数券を使ったきっぷ受け取りの処理がどうなるかなど、詳細が不明な部分もあります。

そして残された最大の「気になる点」は、好評とはいえないサイトやアプリの操作性が改善されるか、という点でしょうか。これについては発表がありません。

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