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世界遺産「飛鳥・藤原の宮都」構成資産全リスト。イコモス勧告で登録へ

飛鳥宮跡、石舞台古墳など

奈良県の「飛鳥・藤原の宮都」が、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の世界文化遺産に登録される見通しとなりました。ユネスコの諮問機関であるイコモス(国際記念物遺跡会議)が6月6日、世界遺産一覧への「記載」を勧告しました。

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古代国家形成の過程を評価

「飛鳥・藤原の宮都」は、奈良県明日香村、橿原市、桜井市に広がる古代遺跡群です。

6世紀末から8世紀初頭にかけて、日本は中国大陸や朝鮮半島との交流を通じて律令制度や仏教文化を取り入れ、古代国家を形成しました。飛鳥・藤原地域には、その過程を示す宮殿跡、寺院跡、古墳などが集中しています。

イコモスは、飛鳥から藤原京へと続く遺跡群が、日本における中央集権国家の成立過程を示す顕著な証拠であり、東アジアとの文化交流の成果を伝える考古学遺産として高く評価しました。

「飛鳥・藤原の宮都」の構成遺産の多くは、地中に保存されていることも特徴です。高松塚古墳やキトラ古墳の壁画をはじめ、中国や朝鮮半島の影響を受けた文化的要素も確認されており、当時の国際交流を物語る遺産とされています。

石舞台古墳

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構成資産は19件

推薦書によると、構成資産は以下の19件です。

宮都と関連遺跡
・飛鳥宮跡
・飛鳥京跡苑池
・飛鳥水落遺跡
・酒船石遺跡
・藤原宮跡

寺院跡
・飛鳥寺跡
・橘寺境内
・山田寺跡
・川原寺跡
・檜隈寺跡
・大官大寺跡
・本薬師寺跡

古墳
・石舞台古墳
・菖蒲池古墳
・牽牛子塚古墳
・天武・持統天皇陵古墳
・中尾山古墳
・キトラ古墳
・高松塚古墳

正式な登録の可否は、7月に韓国・釜山で開かれる世界遺産委員会で決まります。イコモスの勧告は原則として尊重されるため、登録の可能性はきわめて高いですが、完全に決定したわけではありません。登録されれば、日本の世界遺産は27件となります。

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