「よみうりランド水族館」が誕生へ。東京ジャイアンツタウン新球場に併設

2026年度オープン予定

よみうりランドの近くに新水族館が誕生します。東京ジャイアンツタウンに建設される新球場と一体化した水族館で、2026年度にオープンする予定です。

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東京都稲城市に

読売新聞東京本社、読売巨人軍、よみうりランドの3社は、東京都稲城市のよみうりランド遊園地に隣接するエリアに「TOKYO GIANTS TOWN」(東京ジャイアンツタウン)を建設します。

東京ジャイアンツタウンの中核施設は「新GIANTS球場」で、読売ジャイアンツのファームの試合などがおこなわれます。この建設計画によみうりランドが加わって、水族館を球場と一体で建設します。周辺には、飲食・スポーツ関連施設なども設けます。

東京ジャイアンツタウンが建設されるのは、よみうりランドの北東部です。Googleマップの空中写真では、すでに造成が進んでいることがわかります。


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多摩地区で唯一

新水族館の名称は未発表ですが、ここでは「よみうりランド水族館」と呼ぶことにしましょう。「よみうりランド水族館」は、多摩地区で唯一の内陸型水族館となります。

地上3階、地下1階で、延床面積と屋外面積をあわせた施設面積は約8,600平方メートル。すみだ水族館やカワスイ(川崎水族館)の延床面積が7,000平方メートル程度ですから、それらより少し大きい施設になりそうです。

水族館は、新球場のレフトスタンドの後方に建設されます。芝生席が広がる外野席から、コンコースを通ってすぐ水族館へ行くことができるという、国内初の水族館一体型の球場です。

よみうりランド水族館
画像:よみうりランドプレスリリース
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水中回廊や観察ゾーンも

「よみうりランド水族館」のテーマは「生きものが主役」「生きものの世界を人が訪れ、同じ時間を共に過ごす」というもの。生命の源である水が、川から海、浅瀬から深い海へとつながっていくストーリーを展開します。

内陸型の水族館ですが、淡水水族館ではなく、海中環境を人工海水で再現します。大型水槽の中を人が歩ける水中回廊や、アシカなどの生態を間近で観察できるゾーンを設けます。

年間を通じてさまざまなイベントを展開する「企画展示ホール」も設けます。多摩川水系の展示にも注力し、地元の生態系を楽しく学べる場も提供します。学校などと連携し、子供たちに地域の自然や命について考えてもらう機会もつくります。

人工海水は最新の水処理設備で再利用し、給水及び排水量を最小限に抑えます。よみうりランドが運営を手がけ、「SDGs」(持続可能な開発目標)に貢献する水族館を目指すということです。

よみうりランド水族館
画像:よみうりランドプレスリリース

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京王よみうりランド駅から徒歩15分

アクセスは京王よみうりランド駅から徒歩約15分です。京王よみうりランド駅から新球場へのシャトルバスを運行予定で、小田急読売ランド前駅と京王よみうりランド駅を結ぶ小田急の路線バスも利用できる予定です。

よみうりランド水族館位置
画像:よみうりランドプレスリリース

開業予定は2026年度。新ジャイアンツ球場が2025年3月に完成予定なので、新球場開業の1、2年後に新水族館がオープンすることになります。いまから楽しみです。(鎌倉淳)

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